近年、男性看護師の割合は年々増えていっています。

現在は全国に7万人の男性看護師が活躍しているとか!

では、男性看護師が活躍できる職場って、具体的にどんな職場なのでしょうか?

男性看護師は転職に有利?診療科や求人次第では需要が高い!

そもそも、男性看護師は転職に有利になる存在なのでしょうか?

実は、男性看護師が有利になる職場と不利になる職場というのはある程度決まっています。

例えば、産婦人科や美容形成外科(メンズエステなど男性向けの所は除く)などは男性参入率が非常に低いです。

女性患者が圧倒的に多い診療科や職場は男性看護師を好みません。

では、男性看護師が転職する際に有利に働く職場をご紹介しましょう!

大学病院・総合病院などの大型病院は男性看護師が多い

大学病院や総合病院など、大型の病院は男性看護師の転職に有利な傾向があります。

その理由は大きく3つです。

まずは、男性看護師が所属できるような忙しい部署が多いこと。

大きな病院は様々な救急施設が整っていたり、体力的にもハードな診療科などもあります。

女性にくらべ体力のある男性看護師はあらゆる部署に異動させやすいことも挙げられます。

2つ目の理由としては長期的に働ける看護師を欲していること。

女性は結婚や出産によって退職を余儀なくされることがあります。

しかし、男性であれば産休や退職などの心配もなく働いてくれる可能性が高いからです。

3つ目はキャリアを積んでもらい、師長や幹部候補にすることができるため。

先ほどの理由から、男性看護師が大きな病院で働くと様々なキャリアを積むことが可能です。

そのため、病院の上部のポジションを与えることができるのです。

このような理由から、大学病院や総合病院には、男性看護師の採用が多い傾向にあります。

男性看護師が活躍できる診療科や配属先6選

1)精神科・精神病院(病棟)

まずは男性を配属しやすいと有名な精神科や精神病院などになります。

その理由としては、健康な大人が暴れてしまうこともあるので、取り押さえなければならないためです。

精神科は、患者の身体そのものは健康身体なため、何が起こるか分からない面があります。

女性看護師だけでは、対応できないような力が、必要な場合に男性看護師は頼りになるのです

そのほか、精神科関連は夜勤も多いです。

男性看護師であれば万が一の問題が起きたときでも安心感があるので、男性看護師をほしがる診療科です。

2)救急外来・救急救命センター

救急関連の診療科は男性看護師の配属が多く、さらに男性看護師の需要もかなり高いです。

その理由として緊急出動やオンコールが多く忙しい、そして体力や力が必要な仕事だからです。

救急は大きな大人が動けない状態の重症患者が運ばれてくるのを対処しなくてはなりません。

そのため、かなりの力仕事になることが多いのです。

そして、実は救急は新卒の看護師よりも転職者の採用を積極的に行っています

それは緊迫状態の救急関連の職場は指導をしている暇がないからです。

そのため、男性看護師の転職先には打って付けでしょう。

救急をめざす方の中には、救急看護認定看護師の資格を取る方もいます。

病院によっては採用に有利になる可能性もありますよ。

3)外科(手術室含む)・形成外科・スポーツ形成外科・ICUなどの治療室

救急関連の職場と同様、急な呼び出しの多い職場なので常に対応できる男性看護師は貴重なのです。

手術室や外科、ICUなどの集中治療関連は突発的に多忙になる傾向があります。

特に手術室や集中治療関連は急を要する場合は何時間も拘束されることも。

体力共に集中力も必要となる職場なので、男性看護師の採用を積極的に行う傾向があります。

そのほか、形成外科やスポーツ外科なども男性需要が高いです。

大人の身体を支える役割などが必要になるからです。

また、男性患者が多いことから、スポーツ専門の外科なども需要が高まっています。

4)NICU・小児科

NICUは夜勤も多く、体力を要する職場であることから男性看護師の配属が多い職場です。

そして、小児科は男性看護師だからこそ子供と関わり合いが持てる場面があることから、こちらも採用が多いのです。

5)透析室

透析室は扱う機械も多いため、男性に向いている職場です。

病院によっては、男性の配属がとても多いところも見られます。

6)老人福祉施設・デイサービス・特別養護老人ホーム

最後におすすめな職場は福祉関係の職場になります。

福祉関係の職場には男性がとても多く、中でも男性看護師を強く募集している所が多いのです。

入浴介助や排泄介助なども多いですし、力仕事になるケースが多く見られるからです。

中にはケアマネジャーの資格を取得し、ランクアップしていく男性看護師もいます。

そのため、男性の就けるポジションも多くあります。

福祉施設は民間企業運営の所も多く、病院よりも幹部等のポストが多いのも魅力的。

このように、男性看護師の活躍できる高需要な配属先はたくさんあります。

特に男性看護師はまだまだ少なく、非常に貴重な存在です。

知識や経験を持って転職する男性看護師の人気は間違いなく高いと言えるでしょう。

男性看護師が高い年収と安定を手にする方法

男性看護師の大きな悩みとして、転職して高い年収や安定が得られるのかどうか、というのがあります。

男性看護師に向いている職場は基本的に安定的な職場が多いです。

とはいえ夜勤に入らなくては稼げないような職場も多く、安定の保証があるわけではないので不安になりますよね。

そこで、安定した職場の見分け方に関してご紹介していきます。

1)男性看護師の上司や就いているポジション・役職をチェックしよう

まず、最も簡単な方法は職場にどれほど男性看護師がいるのかをチェックすることです。

男性看護師が多い職場であれば、男性看護師の待遇もわかります。

そして何より、その男性看護師に対してどのようなポジションや役職を与えるのかの前例がわかります

例えば、他の男性看護師が師長クラスであれば、あなたにも師長になれる可能性が高まります。

中には、男性看護師が幹部にまであがっている病院もあります。

このように、すでに勤務している男性看護師の働き方や役職を見ることで、将来のビジョンが湧いてくるでしょう。

ベテラン男性看護師がいることで、男性でも働きやすい環境であることもよく分かります。

男性看護師の転職において、病院への事前調査は想像以上に大切ですよ!

2)男性看護師の求人が多くて高収入&安定した職場や診療科に勤務する

もう1つの方法は収入が得られやすい職場に勤めることです。

基本的に男性看護師が求められる診療科や職場は高収入のところが多いです。

男性看護師の配属の多い部署は、夜勤も多く力が必要になるので、手当が多くなる傾向にあるからです。

それらの中でも、特に年収も高く安定している職場はこちらです。

大学病院や大型の病院

大きな病院は配属できる部署や役職も多いことから、将来的な安定感が高いです。

職場としては忙しかったり、異動などの可能性は高まりますが、その分年収も高い傾向にあります。

特に大学病院は医学の学術的な研究なども行われています。

最新の機械や挑戦的な医療を行う機械も多い職場です。

勉強のしがいもあり、経験値が高まるのも魅力的ですよ。

救急外来やICU、NICU、手術室、透析室などの専門的な職場

救急や治療室、オペ室や透析室といった職場は専門的な知識や経験を得ることができる職場です。

そのため、多忙ではありますが夜勤やオンコール手当などにより、年収が高い職場が多いです。

また、これらの職場がある病院は、大きな病院が多いことも安定の理由です。

そして、これらの専門的な知識や経験を得ることで、再度転職を行うときに非常に有利となります。

職に困らないというのも安定の1つと言えるでしょう。

精神科や精神病院

精神科は内科などの診療科にくらべて時給や基本給が高くなります。

同じ病院内でも時給200円程度は上乗せされていることもあります。

危険手当や体力的な負担の手当と言った形で上乗せしている病院もあります。

さらに夜勤も多い診療科でもあるので、他の診療科よりも割が良い職場なのです。

また、精神科などは医療の中でも最もなくなることのない診療科と言われています。

今後の医学界の将来といった視点で見ても安定した診療科と言えます。

民間の老人福祉施設(老人ホームやデイサービスなど)

福祉施設の多くは病院とは違った民間・一般企業の運営で成り立っています。

そのため、給与体系や役職の数が病院とは全く違います。

年収においては、病院より高収入が得られる勤め先も多くあります。

中には看護師資格の手当が付いてるところも。

最近では病院から転職して福祉施設で働き続ける看護師も多くなりました

その上、福祉施設にはケアマネジャーや理学療法士など様々な職種の方が働いています。

病院のように大人数の看護師は不要なため、役職の数は少ない可能性はあります。

とはいえ、もちろんライバルも少ないので、長年の勤務で上のポストにつくことができます

さらに、病院のように「どれほど忙しくても師長は1人で良い」などといった古い体系をしていないのも特徴的。

時代に合わせた企業体系をとっている可能性が高いので、将来性が高いのです。

そのほか、訪問看護、訪問入浴であれば時給が2,000円以上のところもあります。

ただし雇用体系は安定していないので、長期的に働くにはオススメできない面はあります。

このように、男性看護師でも安定して働きやすく、年収も高い職場は必ずあります。

ただし、こういった情報をどこから入手すれば良いのか分からないといった方がほとんどだと思います。

職場の雰囲気や男性看護師の有無、実際に勤務している人のお話を聞きたいですよね。

できるだけ、内部情報に詳しい看護師転職サイトを活用しましょう

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男性看護師の転職は年収と安定が重要!高需要の診療科や求人はどこ?まとめ

いかがでしたか?

男性看護師の転職は情報が少なく、不安になる方も多いと思います。

しかし、男性看護師は多くの病院にとってかなり貴重な存在です。

男性であることが有利に働くこともたくさんあるので、自信を持って転職に挑みましょう!

まずは男性看護師の需要が高い職場や診療科をご紹介しました。

●精神科・精神病院(病棟)
●救急外来・救急救命センター
●救急看護認定看護師
●外科(手術室含む)・形成外科・スポーツ形成外科・ICUなどの治療室
●NICU・小児科
●透析室
●老人福祉施設・デイサービス・特別養護老人ホーム

これらはあくまで、一例になります。

病院によってはこれらの診療科目以外にも、男性を配属させたい、多くの経験をさせて育てたいといった意向があるところも。

特に男性看護師は長期的に働いてくれる見込みを持って採用します。

病院によっては、様々な将来を用意してくれるでしょう。

そこで、男性でも働きやすい安定した病院を見極めなくてはいけません。

続いて男性看護師が高い年収と安定を手にする2つの方法をまとめます。

1)男性看護師の上司や就いているポジション・役職をチェック

2)高収入&安定した職場や診療科に勤務

ここで2つ目にピックアップしている、高収入かつ安定した職場や診療科はこちらです。

・大学病院や大型の病院
・救急外来やICU、NICU、手術室、透析室などの専門的な職場
・精神科や精神病院
・民間の老人福祉施設(老人ホームやデイサービスなど)

以上が男性看護師でも満足できる収入や安定が確保しやすいオススメな職場です。

近年では男性看護師に帯する理解も深まっており、働きやすくなってきている職場は非常に多いです。

とはいえ、病院内の情報を手に入れるのは容易ではありません。

情報を制するものは転職を制します。

男性看護師は女性看護師よりも情報を得なくてはなりません。

転職を成功させるためには、転職先の情報を多く得られる有能な転職サイトに任せるのが賢明です。

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