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看護師だけど病院以外で働いてみたい…でも無理よね?

看護師の資格はあるけど、もう病院では働きたくないという人もいますよね。病院では夜勤もあるし生活リズムが崩れやすく、また自分の時間を確保したい人にとってその交代勤務は大きな足枷となります。きちんと休みも取れる一般企業で働いてみたいけど、病院以外で勤務したことがないから不安なことばかりでその一歩が踏み出せない、なんて方は実は多いのではないでしょうか。

最近人気の医務室・救護室看護師の仕事とはどのような仕事なのか、また気になる収入などあわせてご紹介しましょう。

様々な現場で医務室・救護室の看護師が求められている

企業やホテル、レジャー施設や公共交通機関の主要ターミナル内など様々な場所に設置されています。
どのような職場で看護師が必要なのか、もう少し詳しく見ていきましょう。

設置施設 仕事内容  客層 時給・日給・勤務時間
雇用形態・条件など
企業
(医務室)
※製造業の企業に設置されていることが多い
社員の健康管理・相談、健康診断などが主な業務
仕事中のケガにも対応
企業で働く従業員  給与は企業規定に準ずる
雇用形態は年間契約などが多い
実務経験が3年以上などの条件あり
企業の始業~終業時間まで
大学
(医務室)
保健業務一般 主には生徒 年間契約が多い
給与は各学校規定に準ずる
ホテル
(医務室)
保健業務一般
ホテルの場所によっては山の中だったりすることもあり、緊急時の処置ができる必要がある
宿泊客
ホテル形態がビジネス、リゾートなどにより客層は変化する
時給1000円~1500円
夜間の時給は1500円~2000円
24時間体制のため夜勤もあり
職場によっては英語ができることが条件になることもある
 テーマパーク
(救護室)
 急な発熱やケガなどに対応
ただし動けなくなった急病人をその場へ迎えに行かなければならないこともある
 テーマパークを訪れるあらゆる世代  時1100~1500円
日10000円~15000円
開園から閉園までの時間内で交代勤務
 レジャー施設
(救護室)
  大きな商業施設に設置  あらゆる世代 時1000円~1500円
日10000円~15000円
開店から閉店時間までの交代勤務
 空港
(診療所)
  主要空港内には診療所があります
外国客への対応も必要
  空港職員・空港を利用するあらゆる世代  診療所規定による
(大学病院系列が多いため給与はその規定に準じている)
 鉄道会社
(医務室・救護室)
主要な駅には医務室があるところがあります  駅を利用するあらゆる世代 正職員として雇用
給与は鉄道職員に準ずる
夜勤はないが早番・遅番あり、週末に必ず休むことは難しい
 イベント会場
(救護室)
 フェスや花火大会、ゲーム大会など大きな会場でのイベント 音楽イベントでは10代~30代の若年層が多い
子供向けイベントだとファミリー層や高齢者が多く集まるイベントもある
 時1000円~1500円
日10000円~15000円
イベント開催時間中
(開催前に打ち合わせあり)
 スポーツ大会
(救護室)
 屋内・外問わず、様々なスポーツイベント開催時に設置される
ケガや熱中症などが多く、救急搬送が必要なケースもある
 時1000円~1500円
日10000円~15000円
イベント開催中
(開催前に打ち合わせあり)
 プール・海
(救護室)
 全国の市民プール・夏季限定のプール・海の家・海水浴場
スポーツジムなど
プールや海を利用するあらゆる世代 時1000~1500円
日10000~15000円
夏季は繁忙期となるため夜間までの勤務あり

 

☆シップナースってご存知?☆
船の中で働く看護師のことをシップナースといいます。シップナースは世界を旅する大型客船内の医務室で勤務します。乗員・乗客の健康を守るのがその役目です。

船に乗る乗員乗客は数百名以上、そこに医師と看護師がそれぞれ1名ずつ同乗します。シップナースは高給与であるといわれていますが、最大のネックはその拘束時間です。長いクルーズの場合、数か月の間船上で過ごさなければならず、また昼夜問わず対応しなければならないので体力のある男性看護師のほうが求めらます。

そして1人でもある程度の業務をこなさなければないため、緊急時の対応ができるスキルが必要です。また外国客も多いことから英語力も必要なのです。

求人数の少なさやその採用は最難関ともいわれるシップナース、挑戦してみるのもいいかも。

企業看護師と産業看護師って違うの?

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その職場によって呼び名が違うだけで、一般的にはあまり明確な違いはありません。どちらも企業で働く看護師のことです。

検診などでは産業医のサポートを行う場合もあります。また企業内に設置された医務室で主に急病やケガなどの手当にあたる看護師のことを指す場合もあります。

ただし産業看護師と産業保健師では「看護師業務」と「保健師業務」の違いがありますのでご注意を。

医務室・救護室看護師になるためにはこんなことが大切です

1.応急手当や一時救命処置

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医務室や救護室には最低限の物品しかありません。そのなかで最大限の処置を行う必要があり、ときには救急搬送までの間の処置を行う必要もあります。

AEDが活躍する場でもあります。一時救命処置ができることは言うまでもありません。

2.コミュニケーション能力

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企業の医務室などで働く看護師に求められることは、コミュニケーション力の高さです。また観察力に長けていることも必要となります。社員や生徒を観察して何か異変がないか見抜く力が重要になります。

3.パソコンスキル

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書類の整理などはすべてパソコン作業となります。

4.企業で働くならビジネスマナー

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企業の医務室で働くなら名刺交換や電話対応、ビジネスメールなどの一般的なビジネスマナーが必要です。

5.英会話のスキル

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外国からの客が多い場所での勤務には英語力が必要です。

37それでも病院勤務と比べたら残業は少ないし、時給も良いこの職種は高い人気があります。病院のように面倒な人間関係もなく、ストレスの少ない職場であります。急病人や怪我人がでなければ、それ以外の時間はゆったりできます。

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