今の看護師の仕事にもうウンザリ・・・今すぐ転職したい!
せっかくなら興味のあるアパレル系にチャレンジしたいと思ってるんだけど、どうかな?

看護師をしているうちに、他の業界や職種に興味を持ってしまうことってありますよね。
特に看護師さんに人気の転職先として、アパレル業界はよく挙げられます。
流行の最先端で華やかなアパレル業界、確かに憧れちゃいますよね!

では実際に他の職種に変わるとなると、どうしたら良いのでしょうか?

アパレル系への転職方法は看護師転職と同じなの?
もし20代で転職したら、今後の生活や給与、結婚スピードはどう変わるの?
いま転職するなら、アパレルへの転職と看護師転職、どちらが有利かな?

看護師転職とアパレル業界への転職の違いやメリットデメリットを徹底調査いたしました!

看護師とアパレル、仕事のメリット・デメリット

まずはそれぞれの仕事の特徴をまとめてみていきましょう。

看護師の仕事のメリット・デメリット

看護師は主に病院やクリニックに勤務し、看護業務や医療サポートを行います。他にも食事の介助や看護計画の作成、看護師が掃除や事務作業を行うクリニックなどもあります。

診療科や病院、クリニックによって仕事の幅や働き方は大きく異なります。
そんな看護師の仕事のメリット・デメリットを改めて確認しましょう。

看護師のメリット

  • 給与が高い
  • 求人が多い
  • 病院や診療科によっては残業がない
  • 土日休みが取りやすい
  • 常勤だけでなく非常勤やパート、夜勤など勤務形態を選べる
  • 資格が活かせる
  • 看護師の経験が積める
  • 他の病院への看護師転職がしやすい
  • 命の現場なので責任あるやりがいのある仕事

看護師のデメリット

  • 肉体労働で身体が持たなくなる
  • 夜勤やオンコールなど縛られることが多い
  • 救急などの場合は残業が多い
  • 出会いがないので結婚が遠のく
  • 離職率が高い
  • 昇級や給与が上がりにくい
  • 長期の休みが取りにくい
  • 社会経験としてはカウントされない
  • 看護師以外の転職が難しく潰しがきかない
  • 女性が多く職場の人間関係が面倒

アパレルの仕事のメリットデメリット

続いてアパレルの仕事を見ていきましょう。

アパレル業は服やファッションを取り扱うショップで働く業界を指します。
主な勤務先は駅やショッピングセンター、商店街、百貨店、ブランド店やファストファッション店などの服飾販売店になります。

続いて主な業務は商品の販売促進による接客業です。
そのほか服の仕入れやおろしなどのマーケティング、商品陳列や掃除、ポップ作りなどの事務作業と業務の幅は広いです。

では、アパレルのメリットとデメリットを見ていきましょう。

アパレルのメリット

  • 仕事が華やかで明るい
  • 敬語や立ち居振る舞いなどの所作が美しくなる
  • 美意識やファッションに精通して垢抜ける
  • 臨時ボーナスが出ることがある
  • 社割で安く購入できる
  • 社会経験を積める
  • 接客・事務・経営など様々な分野の知識が手に入る
  • 他業種や他業界でも転職がしやすく潰しがきく
  • 顔が広くなる
  • シーズンオフは長期連休がとりやすい

アパレルのデメリット

  • 給与が低い
  • 昇級や給与が上がらない
  • 長時間の立ち仕事になる
  • 残業が多い
  • ノルマがある
  • ブランドの服が制服の場合は服を買わなければいけない
  • セールなどのイベントが多く多忙
  • 業界の風向きが不安定で変わりやすい
  • 毎日服装やメイクに力を入れないといけない
  • 看護師資格や過去の看護師経験が無駄になる
  • 土日休みはない
  • シーズン中は休みがない(年末年始やゴールデンウィークなど)

どちらにもそれぞれのメリット、デメリットがありますね。
この中であなたが譲れない条件や許容範囲はどこまでかをチェックしておきましょう。

看護師専門転職サイトVSアパレル向け転職サイト

転職サイトの数は看護師とアパレル、どっちが多い?

看護師専門の転職サイトと言えば医療ワーカーマイナビ看護師などたくさんあります。

看護師の転職サイトは他の職種と別なため、専門に用意されているので数が多いです。
それだけ求人も多く、資格職で特殊なんですね。

サイトの数ですが、有名サイトだけで10社はあります。
どのサイトも専門となるため、求人数も多いです。

アパレル専門の転職サイトとなるとそれほど数は多くありません。

専門はクリーデンスやFashionHR、アパレル転職ナビ、エランなど有名なサイトは6社程度。
専門サイトの数が少なく、アパレルの方が求人数も少なくなります。

ただし、アパレルの求人の幅は専門サイトだけではありません。

マイナビ転職(Woman)マイナビバイトリクナビNEXTなどの一般的な転職サイトで多く掲載されています。専門ではないけれど、利用可能な転職サイトの数はアパレルの方が多いのです。

結果、利用できる転職サイトの数はアパレルの方が多くなります。

看護師とアパレル、転職までの流れを徹底公開!

看護師転職サイト(マイナビ看護師)の転職までの流れ

マイナビ看護師に登録

就職希望の条件を記入する

求人を探す(選考先を決定する必要はなし)

コンサルタント(アドバイザー)と面談

受ける求人を決定して面接予約をする

面接を受けると同時に履歴書提出【一次選考】

採用になれば転職完了

 

アパレル向け転職サイト(マイナビ転職)の転職までの流れ

転職サイトに登録

希望職種や就職条件を記入

求人を探す(選考先を決定する必要あり)

希望の求人にエントリーまたはメールを送る(登録情報が簡易的な履歴書代わりに)【一次選考】

書類選考(履歴書・エントリーシート提出)【二次選考】

面接を受ける(会社によっては複数回あり)【三次~選考】

採用になれば転職完了

 

転職の流れ 看護師専門転職サイトVSアパレル向け転職サイト

看護師専門転職サイトとアパレル向け転職サイトとの違いは大きく2つです。

1つ目は看護師転職サイトはコンサルタントがつくけれど、アパレル向け転職サイトはコンサルタントがつきません。

そして2つ目は選考の回数の多さです。

まず、看護師の転職にはマンツーマンのコンサルタントがつきます。
コンサルタントによる面接指導や面接予約、斡旋などを無料で受けることができます。
その他にも、あなたに合った求人紹介や、面接同行も行ってくれます。

看護師の選考は看護師の資格と経験があれば、基本的に面接だけとなります。
そのため採用されやすく、転職がしやすい傾向にあります。
選考がスピーディなので転職し終えるまでの期間も早いです。

一方、アパレル向け転職サイトの場合はコンサルタントがつきま○せん。
マイナビ転職は求人情報や就職活動の情報はたくさん載せていますが、マンツーマンの指導はありません。
初めての一般企業への就職活動を行うことになる方にはハードルが少し高いかも知れませんね。

コンサルタントを希望する場合は「マイナビ転職エージェント」などのサービスへの登録が必要になります。
ただし、エージェントで取り扱っている求人は社会人経験者向けの人気企業です。
看護師という特殊な業界からの別業界転職は厳しい目で見られてしまう可能性があります。

さらにアパレルは選考回数が多いため採用までの道のりも遠く、転職活動の期間が長くなります。

一般企業は選考段階が看護師採用に比べ多く、最低でも一次の書類選考、二次の面接までは行われます。
人気企業であれば、4のエントリー段階で営業や接客が未経験というだけで落とされてしまう可能性もあります。

これらのことから、看護師転職とアパレル転職は同じ転職であっても条件や受かる確率が大きく変わります。

看護師転職はコンサルタント付きなので迅速な転職も可能ですし、経験者採用なので高確率で受かるでしょう。近年は看護師不足が叫ばれていて転職の風向きも良く、ライバルの数も看護師のみに絞られます。

しかし、アパレル業界となると採用される確率はとても低くなります。

人気業界の上、他業種からのライバルの数が多いことや経験者からの転職者もたくさんいます。
それでも何とかアパレル業界への転職をしたい!と思われる方は転職活動の期間が長くなることを覚悟しておく必要があります。

転職後の生活はどう変わるの?

転職後の収入を比較

看護師は20代のうちの転職であれば、給与がそれほど下がることはありません。

転職先の病院によっては給与が上がることもあります。
看護師転職であれば収入の心配はないでしょう。

アパレルに転職となれば、給与はかなり減ってしまうことになります。

初任給は18万円程度~となるでしょう。
また、洋服店の場合は勤務した当初に制服であるブランドの服を自費で購入しなくてはなりません。
こまめに新作の洋服を購入しないといけないため、常に給与から制服代が差し引かれると覚えておきましょう。

休日の比較

看護師の場合はクリニック等であれば日・祝日は休みのところがほとんどです。
病床のある総合病院などであっても平日、土日祝日の隔たりはあまりなく休みを取れます。
また、看護師の数が多いのでシフトによって埋め合わせもききます。

アパレルの場合は稼ぎ時というものがあります。
土日祝日の休みは取ることができないに等しいと言えます。
そしてゴールデンウィークや年末年始、セールシーズンなども同様です。
カレンダーと逆の休みの取り方になります。

ただし、シーズンオフには長期休暇が取りやすくなっています。
1週間近くの休みが取れる会社も多く、シーズンを外した休暇なので旅行などに適していますよ。

転職後のその後の展開、将来への道筋の比較

看護師を続けた場合は看護師経験がついてくることで、次の看護師転職や年収アップにもつながります。

看護師経験は診療科の違いや救急医療、先進医療から美容医療、介護医療までと非常に幅が広いです。
長い経験を積めば、昇級や昇格もできますし、婦長にまでなれる方もいます。
どの看護業務であったとしても、資格を活かしてキャリアを積むことができ、後々に活かせます。

しかし、アパレルには積める経験や資格がありません。
アパレルはマーケティングや接客、マナー、服飾知識など様々な知識は得られますが、経験は接客経験しか積めません。

そのため昇級や昇格、転職に有利になることも少なく、ショップ店員のままで終了していくことがほとんどです。
看護師に戻ったとしてもブランクがあるため昇格や昇級が望めなくなってしまい、年収アップの道が途絶えてしまいます。
アパレル業界の給料は横ばいなので、年齢を重ねるほど大変になってきます。

結婚までの道のりの比較

結婚に関しては看護師よりもアパレル業界の方が望めるでしょう。
その理由は出会いの数も違いますし、周囲の環境も異なるからです。

接客業は出会いに富んでおり、ショップや同業者、異業種交流など様々な出会いの場があります。
周囲も結婚が早かったり付き合いの場が広かったりと、看護業界とは違った環境です。

一方、看護業界は夜勤で付き合いが狭くなることや、医療業界以外の人と出会うことが少なくなりやすい傾向があります。
既婚者も少なく離婚者も多いなど、結婚する環境として恵まれていないため、今期は遅れがちになりますね。

看護師転職VSアパレル転職のまとめ

看護師VSアパレルの転職バトルですが、それぞれ長所短所が大きく異なっていますね。
最後に今までの内容をまとめていきます。

看護師は看護師としてのキャリアが積めるため給与や昇格もあり、生活や将来が安定しています。

さらに転職に関してもコンサルタントがつき、採用につながりやすくて早く転職できます。
転職先によっては給与アップなど条件が良くなることもあります。

一方、アパレルは一般企業での接客経験は積めるものの、その後の安定につながりにくいのが難点

アパレルへ転職する際にも、接客未経験であることかつコンサルタントがつかないので、採用されるまで時間がかかる可能性も高いです。
昇格も少なく給与も下がってしまう可能性があるなど、条件が悪くなってしまうリスクがあります。

以上のことから、転職するのであれば看護師転職の方が将来的にも圧倒的に有利になります。

どうしてもアパレル転職にチャレンジしたい!という覚悟がある方以外は、看護師転職をおすすめします。
病院やクリニック、診療科などを変えるだけでも、新鮮な気持ちになれますよ!