病棟と検査室の仲ってどうなの?
病棟の看護師と検査室の看護師の仲はよいのか悪いのか?そんなことが気になることありませんか?
病棟にいると検査室のことなど全く知らないし、検査室が長くなると病棟が今どうなっているのかが分からなくなるということがあります。
病棟で行われている看護と検査室の看護、繋がっているはずなのに、どうしてもお互いに別々に考えてしまうところがあると思います。
忙しい病棟からしたら、検査室での検査や治療で病棟の患者数が一時的に減ることで他のケアに当てる時間を作れたりと貴重な時間になります。検
査室からしたら、一定時間過ぎれば病棟に戻っていただくというスタンス。
両者ともに間違ってはいないです。それでも対応によっては亀裂をつくることがあるんです。
お互いのちょっとした気遣いであったり患者さんの言葉でお互いを意識する機会を与えられることもあります。
病棟の言い分と検査室の言い分
病棟側も検査室側もそれぞれ言い分があるんです。
その理由が患者さんのことを第一に考えてのことかどうか?ということがポイントとなるわけです。
自分の仕事がいっぱいで、検査出し時間前にバイタルサインを測定できなかった。
これは、看護師の怠慢です。理由にはならない。
時間がなくて、失禁していたのは知っていたけれど、オムツ交換をせずに病棟に帰した。
時間がないのは理由にはならないです。これも怠慢。
よくあるのが、実はこの怠慢からのことなんですよね。
「時間がなかったから」は良く聞ききます。
お互いに同じ理由で出来なかった言い訳をして、お互いに不信感をもつのです。
病棟と検査室がうまく連携をとるために
仕事をしている以上、根拠をもった言動が必要です。それから、仕事に優先順位をつけること。
それを相手に伝えることが出来ることも大切です。何か問題が生じた場合、病棟と検査室も「報告・連絡・相談」で解決できるということです。
相手任せにしてしまうこと、これはどっちの仕事と決め付けることはせずに、協力しながら患者を安全に移動させる必要があるのです。
病棟と検査室の違い
病棟は2交替もしくは3交替勤務で、24時間看護師がいる状況。交替性のため日によって勤務している勤務者が違う。検査室は、外来部門になるので日勤のみ。勤務者はいつも同じ。
勤務体系の違いがあります。病棟での勤務交替の時間にさしかからないように、検査室の終わる時間に間に合うようになどお互いに気を遣いながら仕事をしています。
看護師同士が、円滑なコミュニケーションをとることで患者さんにもスムーズな対応ができます。
勤務体系のように明らかに違いがわかるところについては考えることができますが、分からないことについては何をどうしたらよいか迷うかもしれません。
最近ではこうした分からない、イメージできないところを埋めるために、病棟看護師を検査室見学で受け入れをしているところもあります。
実際に患者がどのような体位でどのくらいの時間、どうすごしているのか?見る機会を作ることはとても良いことだと思います。