医療業界は慢性的な人手不足で、看護師の需要は大きく求人募集の数も減ることはありません。引く手数多の看護師ですが好条件の病院などは入職を希望する看護師も多く競争率も高いでしょう。看護師の採用試験で面接は重要な位置を占め、面接をパスするとほぼ合格したといっても良いでしょう。

何と言ってもまず人は第一印象で決まります。面接に臨むに当たり服装、身だしなみを意識しましょう。お化粧はあまり派手にならず、服装は清潔でシンプルなスーツなど、ミュールやサンダルは避けパンプスで、過度な毛染めはさけ、長い髪は束ねましょう。また爪はきれいに整えておきます。

面接を受けるにあたっても、できれば自分の都合での時間設定は避けましょう。また面接当日は緊張もあり、何かとバタバタする事があるので必要なものは必ず前日までに準備しておくといいです。履歴書の写真はきちんと貼られていますか。

面接当日は、余裕をもって10分前くらいには到着するようにして最終確認します。面接では受け答えはハキハキとし、あまりしゃべらないのも良くありませんが、しゃべりすぎるのもあまり印象は良くありません。

面接時に必ずと言っていいほど聞かれることは「志望動機」です。本音はお給料が高いことや、仕事が楽そうだったからかもしれません。しかし、病院側には仕事をする熱意が伝わりません。あらかじめ病院のホームページなどで理念、特色などを整理し自分の看護観とも摺合せ、答えを整理しておきましょう。理由は色々探せるはずです。そして次には「この病院で何をしたいか」です。自分の将来のビジョンをしっかり見据えて仕事に臨む姿勢や、自分がこの病院に入職することで病院にもたらすメリットは何かなども積極的にアプローチできると好印象ですね。そして「転職の理由」です。前勤務先を退職する理由が「仕事がきつい」「給料が安い」「人間関係が悪い」などが理由であったとしても、否定的な理由ではやはり印象は良くありません。前向き理由で職場を変わるなど意欲を見せることが大事でしょう。これらのポイントを押さえ熱意を持って臨めば、きっと合格することまちがいなしです。