看護師の業務ではボールペンを使うことがあります。たとえば、看護記録の作成があげられます。看護師は看護業務を行った日に必ず記録を残さなければならないので、基本的に毎日何か書くものを用意しておく必要があります。

医療機関によっては複数の色を使い分けて看護記録を作成しなければならないこともあります。どういうことかというと、看護記録とひとくちにいっても、日勤だったり、夜勤だったり、時間帯が違う場合もありますし、体温や血圧などの項目の違いもあるからです。それらの内容を整理し、見やすくするために複数の色を使い分けるというわけです。

複数の色を使い分けることになった場合、何本もボールペンを用意するのは面倒です。そこで複数の色を1本で出せるボールペンが便利になってきます。4色ボールペンがあれば1本で4色も使い分けることができるので、色彩豊かな看護記録を作成することができるでしょう。実際、ナースグッズとして4色ボールペンが売られていることは珍しくありません。

いくら色を使い分けるといっても一番早く消費するのはもちろん黒色です。そのため、黒色のみのボールペンを何本か別に持っておく意味はあります。また黒色しか看護記録に使わない職場もあるので、その場合はますます黒色のみのボールペンが重要になってきます。

逆にボールペン自体をあまり使わない職場もあるのですが、それはカルテの電子化が導入されている職場となります。電子化されると紙やペンなどアナログのものはいらず、パソコンにキーボードで打ち込み、看護記録を作っていくことになります。印刷するにしても印刷塗料があれば白黒でもカラーでもできるので、ボールペンを1回も使わないという職場もあるようです。

転職する時は新しい職場が上記のどのケースに当てはまるかをよく確認しておくといいでしょう。またたとえ電子化がされていたとしても、はじめのうちは一応ボールペンを持っていった方が安心です。