気がつけば30代。そろそろ結婚したいなぁと思いながらふと見渡すと周囲は独身看護師ばかり。「ひょっとして看護師は結婚できないの?」なんて不安を感じることもあるかもしれません。確かに、看護師には独身が多いと言われており、どうやらそこにはさまざまな理由があるようです。

「収入があるので男性の経済力に頼らなくていい」

看護師の年収は平均的な女性労働者と比べて高い水準になっており、自立した生活ができるからというのが理由のひとつ。看護師にシングルマザーが多いのも同じ理由です。それだけ収入があるのはすばらしいことですが、結婚相手に求める収入を高くしてしまうとハードルは上がっていく一方です。

「精神的にタフになりすぎて、異性が入り込む隙間がない」

男性からすると、好きな女性に頼られたいと思っている場合がほとんどです。しかし、医療現場は命を左右する過酷な場所。そこで働いている看護師はいやでも精神的に強くなっていかざるをえません。結果、誰かに頼るよりも頼られるような姉御肌が身についていき、男性に甘えるのが苦手になってしまうことも。時には思い切り甘えてみたいと思っても、相手に弱い姿を見せるのは勇気がいるものですよね。

「結婚する人は看護師を辞めていく」

結婚・妊娠をきっかけに退職をする人が多いので、職場には独身看護師しか残らないのも無理はないかもしれません。看護師の仕事は激務ですから、家庭生活との両立は難しいものです。子育てを一段落させてから仕事に戻ろうにも、ブランクを感じて復職に踏み切れない人も多いようです。

近年は看護師に限らず晩婚化が進んでいます。女性の社会進出が進んでいるにも関わらず、仕事をしながら家庭を維持する仕組みが社会的にまだ備わっていないというのが現状です。しかし、看護師をしながら幸せな家庭を築いている人もたくさんいます。「看護師だから」と悲観することなく、前向きな気持ちで恋をしたり婚活に励めば、きっと幸せがつかめるはずです。