医療の現場ではアクセサリー禁止されている所が多いです。その理由として多く挙げられているのは「衛生面」です。例えば腕時計や指輪、ブレスレットをつけている場合、装着している部分がしっかりと洗えなくなってしまいます。十分に手洗いすることができないと、感染症などの菌が残ってしまうことになります。これは医療の現場において一番注意しなければいけないことです。しかしそれ以外にもアクセサリー禁止の理由があります。
アクセサリーの使用が禁止である理由の1つは「金属製である場合、医療機器への異常が出る可能性がある」ことです。あくまでも可能性ですが、医療機器が故障をしてしまうと助けられる命が助けられなくなってしまうことも考えられます。
そして2つ目の理由は「認知症・精神病の方が誤って飲み込んでしまう可能性がある」ことです。病棟などの勤務では特に気をつけなければいけません。食べ物以外のものを飲み込んでしまったという事例は多くあります。
また、3つ目の理由は「患者・ご家族へ不快感を与える可能性がある」ことです。医療の現場において患者・家族は病気を治したいという一心で病院を訪れます。そんな患者・ご家族の方にピアスやネックレスなどのアクセサリーを付けているところを見せてしまうと、「任せて大丈夫なのか」という不安な気持ちにさせてしまうことに繋がります。特に看護師の人は患者さんと接する機会が多いので気を遣わなければいけません。
働く職場によっては「結婚指輪はOK」、「ネックレスはOK」などとされているところもあります。しかしあまりオススメできるものではありません。特に看護師は清楚であるというイメージを持たれていますので、たとえ許されている物だとしても控えるようにしましょう。職場では身に付けないと決めておけば、いざアクセサリーを付けられた時に仕事が終わったという気持ちの切替ができ、達成感が感じられるのではないでしょうか。