看護師が転職を決め、新しい病院へ入職するまでにやっておきたい、いくつかの事があります。まず看護師が転職を決める際には、いくつかの病院で採用試験を受けることでしょう。その中から自分が一番良いと思った病院に行くわけですが、採用の可否については何らかの形で内定通知があるはずです。第一希望の病院から内定通知の連絡が来たらすぐに返事をしましょう。しばらく放っておいたりすることで常識がない人と判断され内定取り消しにもなりかねません。そして面接を受けたけれど入職するつもりのない病院から合格通知を受けたにせよ、辞退の返事はしなければいけません。面接の時間を割き、自分を認めて採用を決めてくれた病院側へは社会人として誠意をもって断りの返事をしましょう。
転職する病院が決まれば次には、労働条件を再確認しましょう。応募するときにも確認はしているはずですが、いざ入職すると条件が違うなんて言うことのないよう、できれば書面で受け取りましょう。入職日の決定ですが、自分が現在在職中であるのなら退職日を先に決定したうえで入職日を決めてください。転職先の病院の希望のまま入職日を決めて、それまでに退職できなったなどとならないように気を付けてください。
また、新しい職場へ入職したら各種手続きや書類の提出が必要になりますので、当日にあわてないように余裕をもって準備しておくことが大切です。まず必ず必要なものですが、前職場から受け取る雇用保険被保険者証、年金手帳、源泉徴収票などは持参し、扶養義務のある家族がいる場合は健康保険被扶養者異動届、扶養控除等の申告書、給与振込先の届け出、身元保証書の記入などがあります。職場によっては住民票の提出や再就職手当の支給手続きが必要なところもあるようなので、あらかじめ確認して準備しておきましょう。そして忘れてはいけないのが看護師免許の原本です。また入職時には健康診断が必要ですので、こちらも確認しておく方が良いでしょう。病院勤務では基本的に、白衣は貸与されるところが多いですが、ナースシューズは持参する場合などもありますので事前に確認しておき、当日はあわてないようにしましょう。