看護師が活躍するフィールドは多岐にわたります。
その中で、人気が高くなっているのが治験関連の職場の求人で、採血が得意な看護師が特に優遇されています。
そこで、治験採血の看護師求人の給与や雇用形態などの詳細について、詳しくまとめてみたいと思います。
雇用形態について
治験採血の看護師求人については、様々な雇用形態があります。
正職員で募集をしていることもありますし、パート・アルバイトとして募集している場合もあります。
治験採血看護師の場合は、通常派遣よりは紹介予定派遣での求人が多くなります。
但し、あまり派遣で治験採血看護師の求人は出ていないのが現状です。
求人動向について
採血を専門に行う看護師の求人としては、下記があります。
募集が多いのは、病院の採血室と献血ルームです。限られた期間のみとなるのが、健診施設。治験は、その中でもかなりレアな求人となります。

治験以外にも採血のお仕事はいろいろありますので、コチラの記事もご参考にどうぞ。
採血のバイトは都市部に集中する傾向 地方でも一定数の求人はあります。
治験実施医療機関は全都道府県にあります。
治験は大都市圏の大学病院などの大規模な病院で行われるものというイメージがありますが、民間の総合病院やクリニックでも行われていますし、全都道府県に実施医療機関があるので、どこの地方でも治験を行う際には募集はあります。
ただ、実施医療機関は首都圏や名古屋、大阪などの大都市圏の絶対数が多いため、どうしても大都市圏に集中しやすい傾向があります。
そのため、大都市圏に在住している看護師の方が、治験採血の求人を見つけやすいといえます。
採血バイトの詳細はコチラ⇒採血のバイトってどんな仕事?採血バイトをしている看護師の仕事を追ってみた
給料について
給料については、雇用形態により異なるため、雇用形態ごとに書いていきます。
正職員の場合、治験採血看護師の勤務は日勤が主になり、場合によって、シフトにより夜勤や早番・遅番を行うケースが出てきます。
経験により差は出てきますが、給与は23万~35万円、年収の平均は、賞与込みで約370万円~500万円となり、日勤が多くなることを考えると、年収の高い仕事といえます。
パート・アルバイトの場合は、時給制になります。
病院の規模などにもよって変わってきますが、時給は1,500円~2,500円に設定されていることが多く、平均時給は2,000円です。
治験採血の場合は、あらかじめ治験を行う日程が決まっているため、その期間内で週4~5日働くことが求められます。
平均時給2,000円で、4時間・週5日働くとすると、月給が16万円、年収は192万円になります。
治験専門病院であれば、国際共同治験や新薬の臨床試験などを積極的に行っているため、治験の仕事を多く経験できます。
逆に単発で業務に入るケースもあるので、1週間の単発の場合は、上記の例では4万円が給料になります。
治験採血看護師の仕事内容について
治験採血看護師の仕事は、通常の採血業務とは全く異なります。
まず治験は、製薬会社が開発した医薬品を、医薬品として販売するために厚生労働省から認可を得ることがその目的です。
新薬が厚生労働省の認可を受けるためには、一定の条件をクリアしなければなりません。
など、様々な条件をクリアすることが必要です。
その条件をクリアしていることを証明するために、臨床実験を行うのが治験です。
治験中は、対象の新薬を投与しますが、きちんと効果が認められるか、深刻な副作用が発生していないかを確認しなければなりません。
それを確認する手段の1つが、看護師による採血です。
同じ患者に対して決められた時間に数回採血しなければならず、採血の正確性とスピードを求められるため、緊張感のある仕事といえます。
お仕事を見つける前にもう一度採血技術をおさらいして正確性を上げたいあなたはこちらの記事で再確認してスキルを完璧にしましょう。
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