新人看護師にとって、最初はどんな科に配属されるのか気になるところですよね。さまざまな科がある大きな病院では、どの科に行きたいか希望を出し、それから配属先が決定する場合がほとんどです。もちろん希望を出したからといって必ずその科に配属されるわけではありませんが、可能性は高くなります。中には「どの科に希望を出すか迷っている」「どの科が人気なのか気になる」という人もいるはず。そこで、新人看護師に人気の科とその理由を見ていきましょう。
その1 外科・整形外科
病棟勤務としては一度は経験してみたいという声が多い外科・整形外科。患者さんは悪いところや痛いところがあるものの、基本的には回復を目的としているので、前向きな気持ちを持ちやすい面があります。オペ経験を積むことで臨機応変な対応力が身につき、スキルアップにもつながります。ハードな部署ではありますが、それだけやりがいのある科と言えるでしょう。
その2 循環器科
今後のキャリアアップに有効なことから人気の循環器科。さまざまな病気の症状は呼吸や血流にあらわれることが多く、この科で学ぶことは他の科に応用することができます。患者さんの容態が急変する場面が多く、命の重さを感じ、精神的にも鍛えられます。きつい現場だからこそ、若いうちに経験しておきたかったというベテラン看護師さんの声もあります。
その3 一般内科
新人が経験しておいてまず間違いない科です。体全般についての看護が学べますし、ここで基本的な知識を身につけておくと次の科に進むのが楽になります。
他に人気の科としては「ER(救命救急)・ICU」。ドラマの影響で憧れているという人が多いようです。人命救助に間近で接するので、やりがいを感じられる科でしょう。「皮膚科・眼科」も人気です。命に関わる病気ではないため、現場の雰囲気も穏やかで働きやすいイメージがあります。逆に不人気の科では「泌尿器科」が挙げられます。この科にかかる患者さんは男性が多く、男性のデリケート部分の病気を扱うため女性の看護師に不人気です。