妊娠中であっても産休に入るまでの間、仕事を続ける看護師さんは増えています。

しかし、気をつけなくてはならないことがいくつかあります。

看護師が妊娠したらすること

まずはじめに「妊娠したことを責任者に伝える」ことが一番大切です。

これは業務を一緒にやっている仲間に「妊娠中」であるという認識をさせることになります。

重いものを持ったり、休憩を取る暇なく動いていてはお腹の中の赤ちゃんに悪影響となります。

周囲に妊娠していることを打ち明けていれば、業務に対して周りでサポートをしてくれるようになります。

薬剤や放射線に注意

業務において気をつけなければならないのは「薬剤の取り扱い」や「放射線」です。

病院では劇薬などを取り扱っていますので、これらを管理するような業務はなるべく避けた方が良いでしょう。

放射線はむやみに当たってしまうと赤ちゃんに影響してしまう可能性があります。

核医学治療の施設などを担当している場合は、責任者に相談して業務を変更してもらうなどの対策を取りましょう。

特に気をつけて欲しいのは「安定期」に入ってからの業務です。

妊娠初期時は慣れないこともあり注意深くなるのですが、安定期に入ると妊娠中の体にも慣れてきます。

そのため無理をしやすくなってしまいます。

看護師は立ち仕事などが多いので、切迫早産・妊娠性高血圧症候群などになりやすく、実際に仕事を休職する看護師さんもいます。

妊娠中期である「安定期」に入っても、無理はせず適度な休憩をすることが大切です。

30分ほど横になると体も楽になるので、空いているベッドやスペースを利用させてもらうのが良いでしょう。

許可を得ておけば、周りを気にせずに適度な休憩を取りやすくなります。

妊娠後期の腰痛

妊娠後期に入ると、腰痛に悩まされる方は多くいらっしゃいます。

腰痛になってしまうと看護師の業務を続けることが難しくなるので早めに「骨盤ベルト」を着用するようにしましょう。

腰痛の予防だけではなく、切迫早産予防にもなります。

どうしても痛む際には、一旦職場を離れることも必要です。

赤ちゃんをまず第一に考えて行動してください。