今回は病院側から助産師の求人をした際に求められる人物像を紹介します。

的確な技術は抜きにして性格やリーダーシップ、冷静な行動などが好印象を与えられるようです。

赤ちゃんと妊婦さんが好きな人が助産師に向いています

当然のことながら、助産師が担当するのは赤ちゃんと妊婦さんです。

赤ちゃんと妊婦さんが好き、手助けをしたい、お産が好きと思える人が向いています。

赤ちゃんは大人の思うようにはいきません。

赤ちゃんの泣き声がうるさい、何回もミルクを与えることが邪魔くさいと感じる人は向いていません。

でも難しいことではなく、単純に赤ちゃんや子どもが好きという人は、助産師の素質があると思います。

お産に対しても、血がたくさん出るの?怖いと想像したり、赤ちゃんと妊婦さんの2人の命を守るなんてできないと、尻込みしてしまう人は、向いていないかもしれません。

お産がどんなものか想像できなくても、立ち会ってみたい、命の誕生を見てみたいと好奇心が旺盛な方が向いています。

母親のように優しく、包み込むような性格の人が向いています

人の性格には色々な側面があり、母親的な優しさや母性が強い人、父親的な厳しさや理性が強い人、子どものような自由奔放な人などがありますが、その中でも一番助産師に向いているのは、母親のように優しく、包み込むような母性がある人です。

妊婦への関わりは根気がいるとともに、一番必要なのは、妊婦を想う愛情だからです。

母親(妊婦)が生まれた赤ちゃんにたくさん愛情をそそぐことができるのは、まず母親が溢れんばかりの愛情を受けることが大切です。

周りからの愛情が足りない母親からは赤ちゃんへの愛情も不足します。

そのため、妊娠中の母親への関わりはとても大切です。

夫、家族、職場、助産師、医師全ての人から愛され、心配してもらい、妊娠を喜んでもらうことで母親は満たされていきます。

周りからの愛情が育児への原動力なのです。

そのため、母親のように優しく母性溢れる人が助産師に向いているといえます。

よく人から優しいといわれる、人の失敗に寛容、人の世話が好き、そんな人です。

指導が得意、コミュニケーション能力に長けた人材が求められています

助産師の主な仕事は「指導」です。

基本的に妊娠は病気ではないので健康な人がより健康になるために、健康な状態がより続くようにウエルネスの視点での指導が大切になってきます。

ですが、健康な人は病気の人より意識が低く指導が難しいです。

妊婦が実際に行動に移すように言葉かけや働きかけをするには、かなりの技術とコミュニケーション能力が必要です。

そのため、指導経験があったり指導が得意という方、コミュニケーション能力に長けた方は助産師として求められる存在です。

実際には指導が好きという方なら助産師に向いていると思います。

人との関わりが好きで、自分の指導で相手が変わっていくことにやりがいを感じることができる人は、ぜひ助産師を目指して欲しいです。

落ち着いて行動できる人、時間配分の上手な人は助産師として成功できます

助産師の仕事のメインである「分娩介助」は急性期でかなり忙しい現場です。

また妊婦と赤ちゃんの2人の命を預かるので、助産師も医師もかなり気を張り詰めています。

そんな中でも落ち着いて行動できる人、自分の仕事の時間配分がきちんとできる人は助産師の中でも成功できる人です。

人はどうしても忙しいとパニックになったり、視野が狭くなったりします。

そこを一歩引いて周りを見ることができる人は、急性期の分娩介助をおこなう助産師に向いているといえるでしょう。

ですが、この素質や能力は、助産師の経験を続けることで、身についてくるものでもあります。

落ち着いて行動しようと心がけることができる人、時間を有効に使う努力ができる人なら助産師になることができます。

まとめ


助産師に向いている人や求められる人材は、まずは赤ちゃんや妊婦さん、お産が好きな人です。

その上で、優しく母性のある人、相手に愛情を注げる人がよりよいです。

また、指導が得意な人やコミュニケーション能力に長けた人、落ち着いて行動できる人は助産師としてより成功できると思います。

ですが一番は助産師になりたいという思いです。

どんな技術や素質よりも思いが上回ります。

お産に関わりたい、妊婦さんと赤ちゃんに関わりたい、助けてあげたいと思える気持ちがある人なら助産師に向いているといえるでしょう。