現役看護師さんの中で仕事を忘れっぽく、何度も上司に注意を受けた経験がある方は多いのではないでしょうか。スケジュールが詰まっていて、仕事に余裕がない看護師さんには物忘れは良くあります。しかし仕事に抜けが多い看護師のままではいつまで経っても一人前にはなれません。そんな抜けが多い看護師さんでも、仕事を確実にこなせるようになるための対策がいくつかあります。

仕事を確実に行うためのコツとして、1つ目は「メモを取る」ことです。聞いたことを長時間覚えておくのは大変です。ミーティングや上司からのアドバイスを業務ごとにメモしておけば、自分で行った仕事を再確認することが可能です。

そして2つ目のコツは「基本である指差し確認・声出し確認を行う」ことです。大半の方は恥ずかしいという気持ちから確実に行わないのではないでしょうか。しかし重要な所でミスをしてしまったら、人の命を奪ってしまう場合があることを肝に銘じてください。「○○確認ヨシ」と指差し確認・声出し確認を行えばヒューマンエラーを防止することができます。

仕事を確実に行うためのコツその3は「睡眠時間を十分に取る」ことです。いくらベテランでミスの少ない看護師さんであっても、睡眠不足の状態では集中力が低下してしまいます。睡眠時間を取り、体調管理を自らしっかり行うことで、仕事への集中力を高めることができます。

看護師の中で二人組で行う「ダブルチェック」もミスを防ぐために効果的な方法のひとつです。しかし組んだ相手がいくらベテランであっても、安易にチェックしないようにしましょう。ベテラン看護師であってもヒューマンエラーが絶対ないとは限りません。お互いに疑いの目を持ってチェックをしていくことでミスは確実に減っていきます。常に危機感を持って確実な仕事を行うという心がけをしましょう。いくつか挙げたコツを自分が覚えやすいよう工夫をしていけば、上司に認められる一人前の看護師になれます。