看護学校に通い始めるとまず渡されるのがレビューブックです。ご存知の方も多いでしょうが、レビューブックは看護師の国家試験を受けるためにはバイブルのような存在の本です。マーカーで色分けしたり、付箋を貼ったりして、自分なりの「マイレビューブック」を作成して、国家試験に臨むことが看護師の鉄則といっても過言ではありません。しかし看護学校1年目からレビューブックを渡されると、これが国家試験を受ける時に役に立つのかどうか不安になる人がいます。結論から言うと大丈夫です。試験の傾向はあまり大きな変化がないので、試験の時に内容が古くなっている心配はほとんどありません。強いていえば社会保障関係の変更が多いので、社会保障制度に関してはその都度最新の情報を書き足していきましょう。
それよりも看護学校1年目の時から講義を受けながら、知りえた内容を、その都度書き足していって、試験の時までに膨大な知識量を蓄えておいた方がお得です。そして繰り返して読み返すようにすることこそが試験突破の鍵となります。事実、看護学校1年目の時に与えられたレビューブックを繰り返し読んで、読みこなすことによって知識を増やして試験を突破できたという口コミを投稿している先輩たちが沢山いらっしゃいますので、どのように先輩たちがレビューブックを利用していったか参考にしてみると良いでしょう。
注意したいことが、マイレビューブック作りに熱中して、肝心の内容がおろそかになってしまうことです。出来れば興味のあるところは何度も音読して反復して読むようにして知識を定着させてください。レビューブックは1200ページを超えるかなり厚みのある本ですから、付箋を付けたままにしておくと、一体どこが要点だったかがわからなくなってしまいます。何度も反復して理解したところは迷わず付箋を取るように心がけましょう。レビューブックというと付箋が沢山ついている方がかっこいい、勉強していると思いがちですが、こだわるのはそこではありません。頭に知識を入れていきましょう。