誰もが看護師になった以上、その仕事にプライドと責任をもったできるナースを目指したいと思います。できるナースとはどんなナースでしょうか?実は同僚ナースから見るとできるナースと患者さんから見たできるナースでは、とらえ方は微妙に違うようです。

一般的に同僚や後輩ナースから「この人できる!」と思われるナースは「前倒しで仕事のできるナース」自分のペースで仕事配分を決めていても、病棟はいつ何時、何が起こるかわかりません。余裕をもってしゃきしゃき仕事をするナースには魅力を感じるでしょう。そして、失敗しても切り替えが早く、打開策を考える「ポジティブさ」。誰でも失敗はつきものです。いつまでもくよくよせず、次にすべきことを考えられるナースは傍から見ていて気持ちが良いものです。そして後輩などの指導時にも「叱る時は一言で」。自分が新人の頃の教訓をふまえ、だらだら怒るのではなく要点をまとめてあっさりと叱ることです。また、「意思表示ははっきり」することが大切で、「~と思いますが。」や「たぶん~です。」ではこちらもすっきりしません。わからないことは、「わかりませんので、確認致します」など意思表示ははっきりしましょう。そして、「いつも身の回りが片付いている」ことや「いつも笑顔でいる」などがあがっています。

患者さんから見てできるナースとは、「親切で丁寧に接してくれる」「いつも声をかけてくれる」「隙があり話しかけやすい雰囲気をもっている」「不安を緩和してくれるコミュニケーション技術がある」そして「安心して任す事が出来るスキルを持つ」などがあげられており、このように患者さんからするとできるナースは、その人柄とコミュニケーション能力を中心に支持されていることがわかります。

できるナースは常に明るくコミュニケーションをとることができ、仕事に対しても前向きで積極的な姿勢でいる事のようです。この姿勢から患者さんにとってもできるナースとして認められるのではないでしょうか。