看護師は身だしなみが特に重要です。髪が肩にかかるようであれば、必ず髪の毛をまとめるのが鉄則です。そうしなければ髪の毛が検査器にからまったり、患者さんの体に接触してしまったりして患者さんに不快感を与えてしまいかねません。しかしどうしても髪の毛をまとめるのが下手だから自信がないという看護師さんにおすすめなのが、ワックスの使用です。ワックスを使うとベトベトしてしまうのではないかと不安に思う人がいますが、ワックスは保湿が目的ですから、必要量を髪の毛につける分にはベトつくことはありません。ワックスをうまく利用することで面白いほど上手に髪の毛をまとめることができます。

使用するワックスは一般に市販されているワックスで大丈夫です。ソフトやノーマルなど色々種類があると思いますが、一番使いやすいソフトで十分です。使い方は簡単でロングヘアの場合、小指の半分くらいのワックスを手に取って両手に馴染ませてから、乾いた髪の毛に毛先から根元に向けて髪の毛をかきあげるように薄く伸ばしていってください。その後、ワックスが一か所に固まらないようにワサワサと両手で髪の毛をもんでください。その際地肌にワックスがつかないようにすることがポイントです。そしてスーッと毛先に向けて指をすべらせて、ベタつく所がないか確認してください。何もついていないような感じに仕上がれば大丈夫です。しっとりと潤った髪の毛になりますから、まとめ髪をしやすくなりますし、何よりも清潔感を感じる髪の毛になります。これでも髪の毛がごわついてまとめにくい場合はノーマルタイプのワックスなど、さらに保湿成分が強いワックスを同じ要領で髪の毛に伸ばしていきましょう。使用する量はロングヘアの人で小指の3分の1程度で大丈夫です。

どうしてもワックスが苦手な人の場合はヘアオイルの使用をおすすめします。ヘアオイルを髪の毛が濡れた状態で馴染ませてドライヤーをかければ、ドライヤーの熱から髪の毛を保護してくれて、かつまとまりやすい髪の毛になるのでおすすめです。