ギャップを乗り越えて現実をみつめる

卒業して初めて患者さんを実習ではなく本当に受け持つことになりました。本物の指示書と公文書へのサイン。緊張したことを今でも覚えています。実習では、必ず患者さんの情報は事前に収集できました。その患者さんに提供すべき看護・したい看護を考える時間はたくさんありました。

いざ就職し、一人前の看護師として働くとなったとき、学生時代とのギャップにうろたえてしまうでしょう。あんなに重箱の隅をつつくような質問をしきた指導者と一緒に働いたときは、その指導者の働きぶりに幻滅すらしてしまったり。でも、それも数ヶ月経過すると、その柔軟さが逆に気持ちを軽くしてくれたり。

何が正しいのか、何がよいのか、それは個々の考え方に従うしかないものです。経験しながらみつけるしかないものです。

 
日々の業務の多さと慣れない環境、1~3年目ですと基礎研修なんかにも参加します。(キャリアラダーというもの)現場では、緊張で固まっている暇はなく、とにかく動くしかない日々がそこにはあります。勉強も今では考えられなくらい頑張ったと思います。寮に帰ると受け持ち患者さんのノートを作って、治療や薬について調べていたなと懐かしく思います。

だけど、それも半年くらいでしょうか。毎日勤務していると、だんだんと提供する看護の内容であったり、できることと出来ないことがある学生時代とは違うことを受け入れたりしながら日常となっていきます。、みんな最初があります。

最初の勉強と経験を積んでからの勉強は違うかというと特別違うということはないのですが、やはり業務に慣れているか慣れていないかの差で大変さが何だか違うような気がしてしまうのかもしれませんね。

看護師って日々働きながら勉強ってしなくちゃだめなの?

「看護」自体に時代の変化ってないような気がします。でも、医療は進化し続けています。

看護師は看護を提供しますが、その背景には医学的な根拠があってからこそ行っていくもの。看護技術として新しいものを取り入れるというよりは、医学的な進歩で技術が変化していくというものが殆どのような気がします。

インスリン注射1つにしても使い方を知らなければ患者さんに説明もできません。薬品についても後発品が多く存在するようになりました。呼吸器・内視鏡・ドレーンバック・輸液ポンプ・モニター、これもまた色々な種類があります。

まずは、物の変化についていくためにも根拠を知り習得する力が必要となります。その他、疾患についても知識を増やしていく必要はあります。

そこをサボってしまうと、患者さんとの信頼関係・医師との信頼関係を築けないといっても過言ではないのではないでしょうか。

 
どうしても、経験している「科」によって人それぞれ偏りが出てきてしまうことは仕方のないことです。逆に全ての分野に長けるということは難しいことです。何に興味があるのか、何が今の自分に必要な分野かを見極めながら日々学ぶことが必要となります。

どうやって勉強すればよいの?

勉強も今ではインターネットもあり、ちょっと分からないことは簡単に調べられるようになりましたよね。勿論、一般的なことに関して調べるには一番簡単で分かりやすい方法といえます。

でも、やっぱり細かいこととなるとインターネットでは調べきらないこともたくさんあります。医師のカルテを見て疑問に思ったことは医師に聞くという方法が有効です。勿論、医師の仕事の空いていそうな時間帯を狙うべきですが、先生って教えるのが好きな人多いです。

図まで描いて教えてくれる先生、周りにたくさんいるはずですよ!あとは、研修に参加してみたり、文献を読んでみたりという方法をしている人が多いです。

自分にあった方法で少しずつですかね。受験勉強ではないですし。友達などでお互いに情報交換しながらというのも刺激し合いながら良い方法かもしれません。