看護師を目指している方で「夜勤はやりたくない」という方は多いのではないでしょうか。確かに日勤のみの方が体調管理しやすく、人間らしい生活リズムが整えられます。しかし、日勤のみの仕事にはデメリットも多いのです。そこで日勤のみの勤務のメリット・デメリットをいくつか挙げていきましょう。

まずメリットとして「肌荒れ防止」、「夜勤とは違って心身ともに健康を維持しやすい」、「子育てとの両立が可能」の3つがあります。夜更かししてしまうとホルモンバランスが乱れ、肌荒れしやすくなってしまう傾向があります。その分日勤のみの勤務は、体調を整えやすくなります。さらに子供がいる看護師であれば、仕事と子育ての両立ができます。これは大きなメリットです。仕事で子供と接する時間が少なくなってしまうと、子供は心身が不安定な状態になってしまいます。家族で過ごせる時間は大切にしたいものです。

日勤のみの勤務のデメリットには「給料が低い」、「スキルアップが難しい」、「ストレスが溜まりやすい」の3つがあります。給料はどうしても日勤よりも夜勤をした方が高くなっていきます。月に45回夜勤業務をするだけで日勤のみの勤務とは数万円の差が出てしまいます。しかも日勤時の勤務時間よりも夜勤時の勤務時間の方が短くなります。そのため日勤のみの勤務の方がストレスが溜まりやすいのです。スキルアップ面でも夜勤の時にしかない業務があるため、どうしても日勤のみの勤務だけではスキルアップ・キャリアアップは難しくなります。日勤・夜勤どちらも経験している看護師は仕事の流れも覚えやすくなります。

また、日勤のみの業務に新卒の看護師がつくのは難しいのが現状です。どうしても子供がいる正看護師の方に優遇されてしまいます。それは資格を取得している看護師が減少傾向にあり、病院・施設側でもそういった看護師を手離したくないのが現状としてあるからです。日勤のみの勤務へどうしても就きたい方は、ある程度経験を積む必要がありそうです。