看護師の仕事は患者の世話をする、家族に在宅でのさまざまな指導をする、どちらにしてもコミュニケーション能力が必要になります。また看護師は女性が多い職場でもあり、大きな病院の場合に派閥などが出来たり、先輩後輩と言った関係も出てきて仕事上で高いコミュニケーション能力が期待されます。

患者さんとのコミュニケーションは指導や治療につながって行きます。相手の話を最後までゆっくりと聞き、相槌を打ちながら聞きます。相槌を打つことで相手に安心感を与えます。声は低くなくまた高くもなく、また視線を合わせて会話をするようにすることです。看護師の方が医療に関して専門的な知識を持っていますが、威圧的な言い方にならないように気をつけましょう。子供や車椅子の人などと話すときは、看護師が体を屈める、または膝を曲げて相手と同じ目線にして話をしましょう。同じことを何度も聞かれる、忙しく相手をしている暇がないと思っても、決して態度に出してはいけません。また質問されたことでわからない事は、医師や先輩に確認してから連絡するようにしましょう。自分ひとりの判断で物事を決めてはいけません。

指導者や医師とのコミュニケーション

指導を受けるときにはどのようにすればいいでしょう。指示や指導を受ける場合にはメモ帳を持って、必要であれば書きとめられるようにします。呼ばれたら返事をし、いわれたことに対して言葉で指示確認をしましょう。また診療の結果、検査の結果や患者に関する報告をする際には、結論を先にそして経過を後で報告します。結論または結果によっては早急に対応をしなくてはいけないケースも出てくるからです。悪い報告、患者に関する報告を優先させましょう。

同僚や先輩に相談するとき

自分で判断が出来ないときには、必ず医師や指導者に相談します。緊急の場合には低姿勢で緊急に相談があることを明確に話します。緊急でない場合には相手の忙しくない時間に相談します。足を組む、相手を指さす、自分の体を触る(髪の毛、耳、鼻など)と言った行為は相手に失礼に当たります。コミュニケーション能力には言葉だけでなく態度も含まれます。