【看護師は大変な仕事  新型コロナ治療】

時々、「看護師って楽な仕事でしょう?」と言う人が居ます。

医療の現場で働いた事がある方ならご存知と思いますが、看護師は決して楽な仕事ではありません。

もちろん科にもよりますが、人の命に携わる仕事である以上、楽と言う事はないでしょう。

では、何故看護師は楽な仕事だと思われているのでしょうか。

2020年は、新型コロナの感染拡大で、看護師は大変な状況に置かれています。

【看護師が楽だと思われる理由】

看護師が楽だと思われる理由の一つに、「転職や再就職したい時、比較的簡単に新しい仕事を見つける事が出来る」と言うものがあるでしょう。

看護師不足が訴えられている昨今、看護師資格を持つ人はどこに行っても引く手あまたです。

看護師としての技量にむらはあるものの、就職するだけならば確かにそれほど困る事はありません。

今なお、就職難がうたわれている現在、そう言う状況が「看護師は楽で良いね」と言う感想になってしまっているのかも知れません。

【看護師が思う楽な仕事】

看護師が実際に楽な仕事であるかはさておき、看護師自身も「楽な仕事がしたい」と思っている人は多いです。

そしてそう言う人は、忙しい科や夜勤がある病棟勤務は避ける傾向があります。

特に夜勤無しの仕事は、家庭を持ち小さなお子さんがいる方や、毎日規則正しい生活をしたい方にとっては非常に重要な要素です。

夜勤無しの看護師の職場としては、クリニックや入院患者を抱えてない小規模な病院などが挙げられます。

休日の多さも重要です。特に規模が大きな病院の看護師は365日稼働しないといけない事から、休日が少ない事で知られています。

月に6日から7日しか休みがもらえない、と言うところも少なくありません。

忙しいわりに休日が少ないと言う事で、割に合わない仕事だと思う看護師も実は一定数いるのです。

加えて看護師には残業があるケースもあります。

勤務時間内でもバタバタするのに、それが勤務時間外まで食い込むとうんざりしてしまうと言う人は、ストレスを最小限にして、生活するためにも職場選びを慎重に行わなければなりません。

新型コロナ

新型コロナの感染拡大

新型コロナの感染拡大で、医師、看護師ともに極限の状態に追い込まれています。

自らが感染してはいけないと気を付けつつ、膨大な業務をこなさなければいけません。

感染の収束が見えない中での業務はかなりのストレスと疲労を伴います。

また、いわれのない誹謗中傷を受けるのも、新型コロナの治療の最前線にいる看護師です。

新型コロナの最前線で毎日の極限の業務に対応している看護師が、なにを支えに頑張っているかというと、使命感と自分が辞めづらい、他のメンバーに迷惑がかかるという、うしろめたさです。

まだ指定感染症の指定が続きますので、きびしい状態は続きます。(参照:厚生労働省)

どうか、感染拡大を抑えるため、手洗い、うがい、マスクの着用、飲食時の会話等に気を付ける、免疫を高める行動を取るなどの対応をしていきましょう。

これらの積み上げが医療現場の負担軽減につながります。

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