訪問看護師として働く場合、基本的に土日が休みであることや、原則として夜勤がないので、病院勤務の看護師と比べて体力的にきつくないなどのメリットがあります。しかしいくつかあるデメリットも考慮してみましょう。

先に「原則として夜勤がない」と述べましたが、これは前もって計画されて患者さんの自宅を回る看護が日中の時間帯である、という意味です。訪問看護ステーションの中には、24時間対応体制もしくは24時間連絡体制をとっているところもあります。24時間対応体制の場合、患者さんのご家族から要望があった場合、夜中でも駆けつけなければならない場合もあります。それに対して、24時間連絡体制の場合、患者さんの自宅には行かないものの、電話で家族に必要なアドバイスを行なうことになります。いずれにしても、病院勤務の夜勤とは違い、自宅で待機し、何か連絡があった場合に対応するという形になります。そのため電話は手放すことができず、入浴中もすぐに電話に出られるよう脱衣所に電話を置いておくようにしている看護師さんもいます。

一方、そのような夜中の対応はステーションの所長さんが一手に引き受けて対応しているところもあります。その場合は夜中のオンコール(電話当番)の対応をする必要はないことになります。そこで訪問看護の働き口を探す際は、夜中のオンコールの当番があるのか、電話対応だけでいいのか、それとも緊急の場合は患者さんの自宅に行く必要もあり得るのか、といった点も確認しておくとよいでしょう。

他のデメリットは、病院勤務のような夜勤がないため、必然的に給料は低くなるケースが多いようです。その点は仕方ないと割り切れるのであれば問題ないでしょう。訪問看護師が絶対的に不足している現状があるため、中には給与・福利厚生の面でかなり良い待遇を用意している訪問看護ステーションもあります。看護師転職サイトに登録したり、妥協せず根気強く探せば、働いてみたいと思える職場が見つかるかもしれません。