厚生労働省の調査によると、国民の6割が希望している在宅療養。患者さんの自宅を訪問して医療を提供する訪問看護師のニーズが高まっています。訪問看護師は、少ない人数で大勢の患者さんを診なければならない病院での看護と違い、1人の患者さんとしっかり向き合うことができるという点でやりがいの大きい仕事です。そうしたやりがいに加えて、メリットもあります。

訪問看護師は、基本的には訪問看護ステーションに入職して職務に当たりますが、訪問看護ステーションではそれぞれの訪問看護師がどの患者さんを看護するかの予定を組みます。1回の看護にかけられる時間は、患者さんが利用しているのが医療保険か介護保険かによっても違いがありますが、患者さんの必要性に応じ、いくつかの選択肢から選べるようになっています。最短で20分未満、最長でも90分未満と規定されていますが、利用しているのが医療保険で、病状が特別に重く、医師が必要性を認めた場合、週に1回まで190分を超える利用になる場合もあります。普通は1回あたりの訪問時間は30分から60分、1日に担当する患者さんの数は平均4人から5人程度が多いようです。

基本的に土日・祝日は休みのところが多く、夜勤も原則ありませんし、残業もあっても少ないことが多いです。夜勤のある病院勤務と比べるとかなり働きやすく、ワークライフバランスをとりやすい働き方と言えます。子どもを持っている看護師さんでも、子育てや家事と両立しやすいのもメリットです。訪問看護ステーションによっては、年末年始の休暇や有給休暇、出産・育児休暇や介護休暇などを設定しているところもあったり、各種手当の支給や、会議などの参加にも給料を支払ってくれる所もあるなど、看護師さんの働きやすさに気を配っている施設もあります。訪問看護は1人で患者さん宅を回らなければならないので、看護師としての経験年数少なくとも3年で募集しているところが多いですが、中には看護師経験1年・2年でも可能なところもあるので探してみるといいでしょう。