病院には色んな診療科がありますが、看護師が経験しておくと良いとされているのが脳外科です。脳外科の患者さんは緊急性の高い人が多いために、求められる看護のレベルは高いのです。脳外科で経験を積んでおくと、後に回復期リハビリや在宅医療に関してその経験を活かせる可能性があります。

 脳外科には、脳腫瘍や脳出血、くも膜下出血、脳梗塞、頭部外傷、手足のしびれ、めまい、パーキンソン病などで入院している患者さんが入院しています。脳外科の看護師の仕事は、基本的には他の診療科と変わりませんが、食事介助や排泄介助などは多いかもしれません。患者さんの中には脳障害などがあって意識レベルが低下している人や、コミュニケーションがうまく取れない人がいますから対応が難しいのですが、長く関わっているうちに理解できるようになります。また、心電図や頭蓋内圧モニターなどをしっかり管理、観察できるようにしておくことも大切です。脳外科の場合、患者さんが急変することが多いので、モニターチェックはとても重要です。脳外科の看護師の役割としてもう一つ挙げられるのが、患者さんやその家族の精神的なケアです。脳に何らかの病気があるとわかったら、患者さんをはじめ、家族も大変不安になるになるものです。その不安を少しでも軽減させることが脳外科の看護師の仕事と言えるでしょう。

 脳外科の看護師は、他の診療科と比べると給料が高めのところが多いです。やはり緊急性があるために残業が多くなることや、脳外科専門病院だと基本給や手当そのものが多く設定されていることがあるのです。病院によっては、20代でも年収が500万円前後のところがあるようです。給料が高い分、仕事はハードです。意識がない患者さんも多いため、入浴やトイレ介助を看護師が手伝うこともあるので、腰を悪くする看護師も多いようです。しかし、脳外科の医療の進歩は目覚ましいものがあり、最新の医療を勉強したいのであれば脳外科での仕事はぴったりです。