看護師の病院以外での勤務先として、人気の高い施設の一つが老人ホームです。
2000年4月に介護保険制度が導入されて以来、看護師の需要が増えています
しかし、看護師の仕事内容や役割などについては、わからない点も多いことと思います。

そこで、ここでは老人ホームで働く看護師の仕事内容、平均年収、向いている看護師のタイプについてまとめていきます!

老人ホーム勤務の看護師の仕事内容

病院と老人ホームでは、看護師に求められる役割も異なります。
病院の場合は病気の治療・療養を目的としているのに対し、老人ホームの場合は介護のための施設になります。
そのため、看護師としての役割も入居者の健康管理にまつわる事柄が多くなってきます。

老人ホームにおける看護師の仕事内容には、下記のようなものがあげられます。

・毎日のバイタルチェック
・毎日の服薬管理(薬の分量や服薬時間)
・糖尿病を持っている方に対するインシュリン注射
・医療処置(胃ろう管理、褥瘡のケア、吸引や口腔のケアなど)
・医師の指示に基づく応急手当などの処置
・入居者のリハビリ介助
・医師やリハビリスタッフとの打ち合わせ
・緊急時の対応(救急車への同乗・ご家族や施設管理者への連絡)
・介護スタッフの支援、相談への対応
・施設の衛生管理

上記にあげた業務はほんの一例です。

トイレや食事、入浴などといった生活全般の介助については、介護スタッフの仕事となるため、看護師はあまり行うことはありません。
しかし、施設の種類や規模の大小、職員構成によっては看護師が積極的に行う場合があります。

また、老人ホームでは施設が近所の病院と医療提携のみを行っている場合が多数。
そういった医師が常駐していない施設では、緊急時に看護師が状態を見て病院に搬送するかどうかの判断を行わなければなりません。
そのため看護師の責任も重くなるので、臨床経験が長い看護師を募集している介護施設もあります

老人ホームでの看護師の平均年収は約450万円以上

施設ごとの平均年収は、下記のとおりです。

・特別養護老人ホーム 約450万円~520万円
・有料老人ホーム 約450万円~500万円
・介護老人保健施設 約400万円~450万円

看護師全体の平均年収は約470万円です。
介護老人保健施設は日勤のみの病院看護師とほぼ同じくらいですね。
特別養護老人ホームと有料老人ホームに関しては、ほぼ平均と同じかやや上くらいと考えられます。

コミュニケーション能力のある看護師は向いています!

多くの老人ホームでは、看護師の夜勤がありません。
これは人員配置に関して特に規制がないためです。
そのため、子育てや家庭との両立を考えているママ看護師は老人ホームへの転職を考える傾向があります

老人ホームには、1人では日常生活を送れない方がたくさん入居しています。
特に入所型の老人福祉施設であれば、老人ホームは生活の場であるとともに終の住処となる大切な場所。
入所者のためのイベントや行事もたくさんあるので、高齢者とコミュニケーションをしっかりと取れる人が求められます

その他、施設によっては看護師も介護に携わる機会があり、介護スタッフに業務を教わることもあります。
普段から看護師以外のスタッフともコミュニケーションをとっておくことが必要です。

高収入で働きやすい!介護施設看護師への転職メリット4選

老人ホームなどの介護施設は看護師からすれば未知の世界。
せっかく勇気を出して介護の世界に飛び込むのであれば、何かメリットがほしい!
そこで、看護師が病院でなく介護施設で働く場合のメリットを4つご紹介します。

定時+夜勤なし+給与が高い!看護師の好待遇は企業運営だからこそ

前述したとおり、老人ホームでは看護師の夜勤配置がない施設が多く、夜勤が必須の病院よりも体力的負担が軽くなります。
また、夜勤のある老人ホームにおいては、夜勤専従の看護師を登用してカバーする施設もあります。
定時勤務の夜勤なしでも収入は病院とほぼ同等の450万円以上
介護施設の看護師はまさしく好待遇と言えるでしょう。

夜勤なしでも高給な理由は、有料老人ホームなどの介護施設は企業が運営しているからです。
企業・法人が運営の場合、雇用者への制限や規則も病院ほど厳しくありません。
看護師の待遇や福利厚生などは企業の采配で決定されるのです。

看護師は専門職なので、固定給に職務給が上乗せされる老人ホームもあります。
勤務・給与体系が病院と異なることから、介護施設は看護師に嬉しい好待遇が多いのです。
実際に働いてみると、働きやすい!といった看護師の声が多いのも介護施設の特徴です。

看護師業務に集中できて看護師負担が少ない職場

法人運営である介護施設は、入所者へ良質なサービス提供をすることが最大の課題。
そのため介護施設の看護師の役割は、看護師の仕事をしっかり務めあげること。
この考えのもとに業務を与えられるため、看護業務に集中することができます。

例えば病院では配膳や排泄などの生活介助も看護師の仕事になります。
しかし、介護施設は介護スタッフやリハビリスタッフなどあらゆるスタッフが勤務しています。
そのため「生活介助などは介護スタッフの仕事」だと分業されているのです。

看護の仕事を集中的に行えることから、看護師の業務負担が少ない職場環境と言えます。

介護経験が積めてその後の転職にも活かせる

介護施設は入所者と接する業務が多く、介護の援助をする機会も増えます。
さらに介護のプロである介護スタッフとの関わることで、介護知識も得られます。

高齢者社会が進行する現代では介護施設は増える一方、療養病棟は年々減少しています。
在宅介護も進みつつあるため、最近では在宅看護サービスや訪問看護などのサービス提供が始まっています

今後も介護知識のある看護師の活躍の場は広がることが予想されます。
そのため、今から看護の知識を身につけておいて損はありませんよ!

これからの療養病床や在宅介護・看護のあり方が見直されるかもしれませんね。
関連記事はこちら>>在宅医療・介護の推進について – 厚生労働省

人との関わり合いが多く社会性やコミュニケーション能力が培われる

介護施設は看護師だけでなく、介護スタッフやリハビリスタッフなどさまざまな職種のスタッフと連携して仕事を進めていかねばなりません。
このことから、病院では出会うことのない人と仕事を協働することができます。
イベントや訪問者の数も多く、入所者や訪問者など多くの人と深く関わる機会も増えます。

そして介護施設は法人なので、看護師であってもサービス提供を行う側として、おもてなしをする必要があるのです。
こういった経験は病院では味わえない貴重な社会経験になりますよ。

事前に老人ホームの雰囲気を肌で感じておこう

老人ホームは、基本的に介護施設です。
仕事内容や雰囲気も、病院とは大きく異なります。
まずはしっかりと施設見学をして、雰囲気が自分に合っているかどうかをしっかりと判断することが大切です。

看護師の転職サイトを利用すれば、職場の雰囲気や仕事環境などもしっかり教えてくれます
事前に老人ホームへ見学に行くことも可能です。
病院との違いを肌で感じ、あなたに合っているのかを確認できる良い機会になりますよ!

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