看護師といえば病院や診療所など医療機関に勤めている人が大半ですが、高齢化が進む現代日本では老人ホーム(介護施設)で働く看護師も増えています。具体的には「特別養護老人ホーム(介護老人福祉施設)」「老人保健施設(介護老人保健施設)」「介護療養型医療施設(介護療養病床)」「民間事業者が運営する有料老人ホーム」の4つです。このような介護施設では看護師の設置が義務付けられており、入居者の健康管理をする看護師が強く求められています。ではそれぞれの施設について詳しく見ていきましょう。

特別養護老人ホーム(介護老人福祉施設)

病気や障害などによって常時介護が必要になり、自宅での生活が困難になった高齢者が入居していて、入居者にとっては「終の棲家」である場合も少なくありません。基本的には日勤のみの勤務となりますが、急変時は電話指示や施設に行って対応をすることもあります。

老人保健施設(介護老人保健施設)

主に医療ケアやリハビリを必要とする要介護状態の高齢者を受け入れている施設で、在宅復帰を目的としています。施設内に医師が常勤していて、24時間看護となるので夜勤もあります。

介護療養型医療施設(介護療養病床)

急性疾患からの回復期にある寝たきりの高齢者に対するケアを中心とした施設です。厚生労働省の方針により廃止の方向に進んでおり、今後は事業形態が変化する可能性があります。介護施設の中ではもっとも医療ケアが充実しており、基本的には夜勤が発生します。

民間の有料老人ホーム

企業が運営している介護施設でマンション型などのさまざまなタイプが存在します。給料が高いことで知られますが、看護の仕事のほかに介護業務に携わることも多く、入浴や食事の介助を行うこともあります。勤務形態によって夜間の呼び出しや夜勤がある場合もあります。

介護施設での仕事は病院と比べて、入居者ひとりひとりと密接な関係になります。時には話し相手になることもあるでしょう。また、介護職員との連携が必須のお仕事ですから、周囲のスタッフと良好な関係を築くことも大切です。