看護師にとって、美容クリニックは人気の働き先です。美を追求するお仕事は女性にとって魅力的なものですよね。ただし、なんとなく楽しそうというイメージだけで転職すると思わぬ落とし穴があるかもしれません。

皮膚科と美容皮膚科はまったく別物

一般的に皮膚科では湿疹やあせも、アトピー、水虫などお肌のトラブルを治療しています。一方、美容皮膚科では顔のしわやたるみ、シミ、赤みなどを改善するアンチエイジングケア、ホクロの除去、脱毛などお肌をよりよく美しく改善することを目的としています。美容クリニックに来院するのは健常者の方がほとんど。また、皮膚科は保険診療が基本ですが、美容皮膚科は自由診療が大半です。そのため「患者さん」ではなく「お客様」といったイメージになります。皮膚科ではお肌のトラブルを「治す」ことが目的ですが、美容皮膚科では「より美しくする」ことに重点が置かれます。お肌を美しくするための提案、施術、最終的な到達度がお客様の満足度、ひいてはクリニックの評価に直結します。ニーズをしっかりと把握し、そこへ到達するための提案を行う高いコミュニケーション能力が美容皮膚科では求められるのです。

美容皮膚科に転職するメリット

美容皮膚科は夜勤がなく、一般的に給料が高いのが大きなメリットです。命に関わるような病気に遭遇することもありませんので、深刻なプレッシャーにさらされないで済みます。美しくなりたいと思う人と日々接することで自分の美意識も高まり、働きながらきれいになる人もたくさんいます。また、美容施術を身内価格で安く受けられるクリニックもあります。

美容皮膚科に転職するデメリット

高いコミュニケーション能力が求められますので、そういったことが苦手な人にはつらい職場でしょう。また、中にはノルマを設定しているクリニックが存在します。募集要項には書いていなくても、異なる名称でノルマが存在している場合もあります。達成しないと給料が高くならない、周囲の看護師がライバルのように感じられて職場の雰囲気が悪い、なんてことも。こういった事態を避けるためにも、転職サイトでしっかりとリサーチすることが大切です。