1.保育士としての7年間

私が保育士になったのは、20歳で保育科の短大を出てすぐでした。なんとなく幼い頃から子どもに関わる仕事に就きたいと思っていて、特に明確な理由はありませんでしたが実際保育士になってみると子どもと触れ合う内、その純粋な気持ちや優しい気持ちに癒される自分がいて、保育士は素敵な仕事だなと思えるようになったのです。

子どもはいつも正直で、まっすぐでした。お母さんと離れたくないと泣いて大暴れしたり、おもちゃが欲しいと他人のものを取ったり、引っ掻いたり。反対に友達がお茶をこぼせばみんなで心配したり、障がいのある子にはそっと手を差し伸べたりしてくれました。

まだまだ未熟な部分がある反面、年齢に合わせて少しずつ確実に成長していく心と体をみていると可能性を感じる尊い存在であることを毎日実感し、そんな子どもたちにはいつも幸せでいて欲しいというのが私の願いでした。

2.子どもたちが幸せでいるために

子ども達にとって、一番大切で大好きな存在はやはり母親です。優しいお母さんでも、いつもイライラしているお母さんでも、仕事が忙しくてあまり子どもと触れ合えないお母さんでも、子どもにとっては大好きで唯一の存在です。

子どもが幸せでいるためには、お母さんがいつも幸せでいることです。子どもはただお母さんが笑って幸せそうにしているだけで、嬉しくなるものなのです。ところが、登降園時に会うお母さんは、いつも疲れ、ストレスを感じて笑顔のない方が多かったのです。忙しさや辛さを理解してもらえない、育児にいっぱいになって余裕がない、頼れる人がおらずいつも1人きり、そんな頑張りすぎのお母さん達ばかりが目立ちました。

3.助産師を目指した理由

そんなお母さん達の心のケアをしたいと思ったのが、助産師を目指したきっかけでした。赤ちゃんを妊娠したときから、出産、産後、育児まで、お母さんが安心して母親になり、育児ができるようサポートしたいと思うようになったのです。

実際、女性は妊娠が発覚して、出産するまでの短い間にもたくさんの心の変化や葛藤があります。自分の思うようにいかない心や体に悩んだり、ときには子どもを育てていけるのか不安になったりする方もいます。その思いを放っておくと育児に対して前向きになれないことがあります。出産時の体験もしかりです。自分が納得いくお産では無かった場合に後々まで悩む方や、それが原因で育児がスムーズにいかない方もいます。

反対に妊娠期や出産体験が、自分の納得できる形だったときや、夫や家族、周囲からきちんと愛情を注いでもらう体験をすることで、我が子にもたくさん愛情を注ぐことができます。周りがほんの少しサポートするだけでも、母親たちは明日からまた頑張ろうと思えるのです。

保育士は毎日子ども達とは触れ合えますが、なかなか母親とは触れ合う時間がありません。登降園時に少しお話しできるくらいです。そのため助産師になり、まずは母親のスタートを切る女性たちのほんの少しでも支えになれたらと思って助産師になる決意をしました。

4.保育士と助産師の経験があるからできること

また、私は保育士をしていたという経験があるので、助産師がもっとも得意とする妊娠期~産後以上に幅を広げて関わることができると思いました。首が座りはじめた4か月~就学前までを主に担当する保育士と、妊娠期~産後までを主に担当する助産師の2つの経験があることは、強みだと思ったのです。

保育士をしていて感じた母親に対するケアの重要性を助産師になって具体的にサポートしたいと思ったことと、保育士経験があるからこそできる助産ケアがあるのではないかと思ったことが助産師になる決意をしたきっかけでした。

 

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