失業保険は転職をする看護師ならできるだけ知っておきたいものです。そもそも失業保険とは何かというと、失業認定を受けることで給付金を受給できる国の制度となっています。看護師の仕事を一旦辞めると、税金や社会保険料、生活費など、さまざまな費用が負担になってくるので、失業保険を利用して少しでもカバーするようにしましょう。

失業保険は受給が始まると一定期間給付金が支給されます。どれくらいの期間受給できるかというと、看護師を辞めた理由が自主退職や懲戒解雇であれば90日、120日、150日のいずれかです。90日になるのは10年未満雇用保険に加入していた時、120日になるのは10年~20年雇用保険に加入していた時、150日になるのは20年以上雇用保険に加入していた時です。

自主退職や懲戒解雇以外、つまり職場の医療機関が倒産してしまったり、単純に解雇されてしまった場合は上記とは違う扱いになります。このケースでは看護師自身に非がない上に転職のための準備をする間もないことが多いので、失業保険の受給期間が長くなります。このケースに当てはまる人を「特定受給資格者」と呼びます。

「特定受給資格者」以外にも「特定理由離職者」というものがあります。これは倒産や解雇以外でやむを得ず離職することになった看護師が当てはまります。特定理由離職者は必ず受給期間が優遇されるわけではないですが、状況によっては優遇されることもあります。

失業保険の受給額についてですが、大体の計算方法があります。まず退職直前の半年の間に支払われた給与の合計額がもととなり、それを180で割り算します。すると退職直前の半年の間の1日あたりの給与額が出ることになります。その1日あたりの給与の全額というわけにはいきませんが、5割から8割程度を失業保険で受給することができます。つまり、収入のいい看護師であればあるほどそれだけ多くの受給額を得られるということです。