一般的な職業の転職支援サイトの求人と同じく、看護師向けの転職サイトにも非公開求人と呼ばれるものが存在します。マイナビ看護師によると、非公開求人は約4割と意外と多く存在していることが分かります。

そこで、転職サイトで非公開求人が出る理由について、考えていきたいと思います。

【1】応募が殺到するため

看護師を求めている職場は病院やクリニックだけでなく、介護施設や一般企業、治験会社など様々です。本当に人気のあるところであれば、1名や若干名募集でもあっという間に100人以上集まってしまうことがあります。

転職支援サイトを介して求人を出した場合、最初に対応する窓口は転職サイトのコンサルタントです。公開にして多くの募集が集まると、選別だけでも大変なので、非公開にしています。

【2】採用方針上のため

人手が足りない時なら採用されても、少し時間をかけて優秀な看護師を確保したい時であれば、不採用になることがあります。そういう方から口コミサイトに「採用基準が厳しい」と書かれてしまい、人手が足りなくなった時に応募が少なくなることがあります。

そういうことを防ぐために、あえて非公開にすることがあります。

【3】急募のため、求人を出している余裕がない

急に看護師を募集する必要が出てきた場合は、求人票を作る余裕さえない場合もあります。そういった場合は、転職支援サイトに条件を提示した上で、条件に合った方を紹介してもらいます。

ただ、条件の良い病院の場合もあれば、ブラックの病院の場合もあるので、急募の場合はその経緯をしっかり確認する必要があります。

【4】オープニングスタッフを募集する場合

増床のため建て替えを行った場合や、新たに介護施設や訪問看護ステーションなどの新規事業に参入することがあります。そういった場合、病院側は新規事業に参入することを近くの病院には隠したいと思うもの。

そのため、そういった情報を外部に漏らさないようにするために、求人情報を非公開にして応募することになります。

【5】現在の看護師より給料の条件が良い

これは、キャリアを持つ看護師を募集する際によく見られます。こういった場合、現在在籍する看護師より好条件を提示して募集することが多くあります。特にスタッフがそれを知ってしまうと不公平感を募らせてしまうことも。

病院側としたら、それで離職されることを防ぎたいという思惑が働き、そういった情報を隠すために非公開にしています。

【6】看護副部長や看護部長を外部から募集する

通常は、看護師長や看護副部長・部長といった管理職は、看護部に属する職員の中から該当する人物を昇格させるケースがほとんどです。しかし、現在のスタッフの中に適当な人物がいない、外部の血を入れることで活性化を図りたいなどの理由で、副部長や部長クラスの人材を募集することがあります。

外部から募集すると分かると、反発も起きやすいもの。こういった声があがることを防ぐために、非公開求人にして応募しています。

【7】成功報酬の違い

看護師の方には全然関係ありませんが、病院側と転職エージェント側の契約形態の違いもあります。
一般の公開求人は毎月の広告掲載料を病院側が支払って求人を出しています。反対に非公開求人の場合は看護師の方を転職させると成功報酬として年収の何割かが入るという成功報酬型となります。
看護師の方にとってどちらがいいとはありませんが、非公開ばかりすすめるエージェントスタッフについてはそういった下心があると考えてもOKでしょう。

非公開求人は転職サイトにあります

非公開求人といえば正職員募集の求人だけと思われがちですが、パート看護師の求人もかなり多くあります。転職サイトの登録者に関しても様々で、転職活動中の方がいれば、情報収集を目的としている方も。

転職活動中の方も、情報収集中の方も、ここで書いた理由を参考にしながら、好条件の求人を探してみてください。
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