結婚年齢が高くなるとともに、未婚率も少しずつ高くなっています。中でも看護師は日本看護協会の調査によれば、25歳から29歳の女性看護師の未婚率は75%と報告されています。一般女性は約60%なので、かなり高いと言えます。結婚・出産などでキャリアを中断する潜在看護師が問題となっている一方で、未婚のまま継続勤務している女性も多いということです。

未婚で働き続けるには、いくつかの理由が考えられます。最も多いのが、出会いが少ないということです。同じ職業の異性はまだまだ少数派ですし、職場での異性との接点はほとんどないのが現状です。また、巷では、合コンや婚活パーティーが盛んにおこなわれていますが、看護師は残業や夜勤が多く、土日祝日も必ず休暇とは限らないので、誘われたとしても参加できる機会は極わずかです。仮に、お見合いなどで異性を紹介されたとしても、お付き合いをする時間が確保できないのが現状です。特に異業種の相手とは余暇の時間が合わないことが多いので、恋愛まで発展しにくいと言われています。

そして、もうひとつ、医療関係以外の人の間では、看護師は白衣の天使で清楚でやさしいイメージが先行しています。実際は、1日中駆けずり回っていて、食事は早食い・粗食、帰宅したときには精根尽き果てて泥のようにベッドに倒れ込むのが日常です。実は体力勝負のガテン系の職業なとだと知ると、イメージと現実のギャップが大きすぎることにがっかりして、恋愛に発展する確率は低いです。

最も未婚率を高くしている原因は1人でも生活できる収入があることです。看護師は、経験を積んで勤続年数が長くなるほど収入がアップしますし、一般の会社のように年齢が高くなると働きづらいということもありません。同年代の男性の収入と比較しても大差がないため、忙しい合間を縫って無理して結婚しなくても、別に不便はないという考えがあります。忙しくても充実した仕事を持っていて、収入にも満足していることが未婚率を高くしていると言えます。