看護師には正看護師(正看)と准看護師(准看)とがあります。患者さんにとってはどちらも白衣を着ている看護師ということは同じですし、基本的な業務内容はそれほど大きく異なることはありません。しかし、正看と准看とでは資格の種類や給料まで細かい部分で違うことが多く、中には「他の看護師からバカにされる」と悩んでいる人もいます。

就業者数が増えている正看に対して、准看の数は減少傾向にあり、2016年現在では全体の30%未満となっています。中でも新卒や20代の循環はとても少なく、多くの人は正看を目指していると言えるでしょう。正看と比べると准看は資格を取るために満たさなければいけない条件が少ないため、離婚をしてシングルマザーとなった女性が資格を取って働きたいと准看を目指したり、育児に一段落して社会復帰を考えるアラフォー女性がとりあえず取得しやすくて働きやすい資格ということで准看を選択するというケースが増えているようです。准看と正看を比べると、お給料の面では准看の方がずいぶん低くなりますが、それでも一般事務とかスーパーで接客業務をするようなお仕事と比べると、准看でも時給は高めなので、ある程度まとまった収入を得ることができます。その点が、年齢を重ねてから看護師になろうという女性にとっては人気となっています。

医療機関では、看護師は医師の指示なしでは医療行為をすることが認められていません。そのため、医師の中には看護師の立場を低く見てバカにする心無い人がいるようです。これは正看と准看どちらにも共通する問題となっていて、立場が弱い看護師が抗議してもなかなか聞き入れてもらえないケースが多いようです。しかしバカにされて気分が良い人はいませんし、これは立派なモラハラですから、一人で悩まずに師長に相談してください。働きやすい職場環境へと改善できるよう、看護師一同が一体となって取り組むべき課題と言えるでしょう。看護師がいなければ病院経営ができないということは、医師もきちんと理解しておかなければいけません。