看護師の中には認定看護師という資格を持った人がいます。認定看護師になるには、正看護師としての実務経験を5年以上積まなければなりません。認定看護師とは、看護の分野を細分化して専門的な知識を習得することで、特定分野で質の高い環濠ができる技量が整っているという認定を受けた存在です。認定看護師には3つの役割があります。熟達した看護技術の実践・一般の看護師に対する専門知識の指導・看護師が抱えてる特定分野の看護に対する相談となっています。そして、特定分野は日本看護協会の中に開設された認定看護師制度委員会によって定められています。2012年現在では21の専門分野があります。救急、緩和ケア、ガン化学療法、感染管理、不妊症、透析、認知症など幅広く設定されています。仮に、正看護師・助産師・保健師の国家試験をトップで取得したとしても、実務経験がない新人のうちは認定看護師の試験は受けられません。

受験資格を得るには、たとえば、認知症の認定看護師を目指すとしたら、正看護師の資格を取得した後、看護師として5年間はいろいろな診療科目で経験を積む必要があります。5年のうち認知症の現場に3年以上勤務した経験があることが基本条件です。基本条件を満たした上に、日本看護協会が認定した認定看護師教育課程を6カ月以上・615時間以上履修して、やっと年に1回の認定審査に受験できます。認定看護師教育課程の講義は平日の昼間および週末に行われます。週末でも夜勤や救急のローテーションに入っていなければ通えますが、平日の昼間にしか通えない場合には、休職する人してチャレンジするという人も少なくありません。また、医療機関によっては、長期出張扱いとなり資格取得をバックアップしてくれるところもあります。願書出願期間は、各教育機関によってまちまちで、希望する分野が決まっている場合には、早めに願書の受付付け日の確認が必要です。また、審査に合格したとしても有効期限が5年と定められているので、期限がきたら再登録の手続きが必要です。