全国的に看護師不足と言われていますが、このお仕事は資格を持っているけれど活かして働いていない潜在看護師がとても多いため、各都道府県では看護師の労働環境や待遇を改善するために様々な政策を取っています。その甲斐もあってか、看護師の数は少しずつではありますが増えている地域が多くなっています。看護師の求人倍率をみてみると、全国的には2016年現在で3倍を超えていて、これは10年前と比べると2倍近い倍率となっています。その中でも、一般看護師の倍率は3倍超えで最も高く、続いで助産師、准看護師、保健師と続いています。保健師の場合、自治体に属する公務員となるため、仕事のニーズは毎年一定ですし、年齢的な制限が設けられていたり筆記試験に合格しなければいけないなどの条件がいくつかあるため、求人倍率は毎年1倍程度となっているようです。

都道府県別にみると、倍率がとても高いのは愛知県となっていて、1つの仕事に4人以上が応募する4.11倍となっています。一方、求人倍率が最も低いのは青森県で、1つの仕事に対して0.99人しか応募しないという低い倍率になっています。看護師のニーズは全国にあるわけですが、都道府県によって看護師にとって働きやすいかどうかは異なりますし、県の政策によっても倍率は大きく影響しているようです。

看護師求人が出される職場を見てみると、2016年現在では病床を持つ病院が多く全体の半分を占めていて、介護や福祉系の施設からの求人は15%程度、個人経営のクリニックは12%、訪問看護ステーションは12%程度と続きます。その中でも近年ニーズが高まっているのは介護福祉施設や訪問看護ステーションからの求人募集ですが、その中でも訪問看護ステーションのお仕事は体力的にハードですが、夜勤がなく毎日規則正しい勤務時間で働けるというメリットがあり、仕事と家庭、育児を両立したい人から人気があります。また、認定看護師や専門看護師とキャリアアップしやすい分野ということも人気の理由と言えるでしょう。