毎年国家試験が行われ、看護師が誕生しているのにもかかわらず、看護師不足は解消されていません。このままでは病院の存続にもかかわると言われています。看護師はほとんどの病院で不足していて、夜勤回数が多くて辛い、残業が多すぎる、休みが取れないなど長時間労働が問題になっているようです。

 看護師不足の理由は、やはり労働環境が良くないことが挙げられます。そのために辞めてしまう看護師が増え、現場は人手不足となり、さらに労働環境が悪化するという悪循環なのです。今働いている看護師の約半数が退職や転職を考えているようです。看護師はご存知のように激務なうえ、人の命を預かっているという責任の重い仕事であるため、肉体的にはもちろんですが精神的にも相当摩耗してしまいます。それなのに、環境が良くない病院が多いために看護師たちが不満を感じてしまうのです。

 さらに看護師の配置基準が見直しされた(患者10人に対して看護師1人から7人に1人)ことによって、さらに看護師不足になってしまいました。看護師が足りないという現場からの声があるのにもかかわらず、それに逆行するような制度なのです。医療には診療報酬が不足しているとか、医師が不足しているなどの問題がたくさんあるため、一つの問題を解決したら他にしわ寄せがくるような状況になっているのです。その他に、患者さんの病状の変化も原因ではないかと考えられています。ここ数年で認知症などの目が離せない高齢者の患者が増えています。そのため、つきっきりでケアを行わなければならなくなり、一人当たりの業務の負担が大きくなってしまっているのです。

 看護師は常に人手不足でどこの施設も困っているため、就職、転職に困ることはないでしょう。しかし、労働環境が良くなっているのかというとそうではありませんので、転職をする時にはこれだけは絶対譲れない、ここは妥協できるという点を明確にして、自分の希望に合ったところを選ぶようにしましょう。