燃え尽き症候群とも呼ばれているバーンアウトは、看護師にとっては多くの人がかかりやすい職業病の一つと言われています。この疾患はうつ病の一種と考えられていて、原因は職場の人間関係におけるストレスや疲労など様々なことがあります。看護師の場合、人間関係はとても複雑で、看護師同士の人間関係もあれば、医師やほかの医療スタッフとの関係もありますし、患者さんとの関係、その家族との関係などがあります。精神的に気を遣うことが得意ではない人にとっては、こうしたことが精神的な負担となり、なにかのキッカケでバーンアウトになってしまうことがあるようです。

また、不規則な勤務時間で働く看護師は、常に疲労困憊していることが多いものです。しかし、疲れているからと言って気を抜くわけにはいかないため、疲労に疲労がどんどん蓄積していき、それが何かのきっかけでバーンアウトすることもあります。

この精神疾患を予防するためには、看護師にとって大きな原因となる疲労とストレスとうまく付き合うことがとても大切です。例えば、疲労対策としては、眠る時にはできるだけ快眠できるように部屋を暗くしたり、アロマを焚くなどの工夫をしても良いですし、お風呂にゆっくり使って全身の筋肉のコリをほぐしてから布団に入るのもおすすめです。同じ睡眠時間でも、睡眠の質が向上すれば眠ることで疲れを取ることができますし、朝の目覚めがスッキリできます。

ストレス対策としては、心配事や不安なことはできるだけその日のうちに解決するように努め、家に持ち帰らないという姿勢が大切です。しかし几帳面な人や神経質な人だと、なかなかそういうわけにもいかないので、そういう時にはカラオケをしてスッキリするとか、お風呂に使ってホッとリラックスするとか、スポーツをして汗と一緒にストレスを排出するなどを心がけると良いでしょう。目に見えないストレスは、自分自身で意識しなくてもリラックスしたりスッキリすることによって解消することができます。