看護師の資格を取得したばかりの頃は、全員がゼロからのスタートですから同期の間でもあまり大きな差はありません。同じ時期に社会人になったことで共感できる部分が多く、悩みを相談しあったり励まし合ったりして、ともに看護師として成長する同志のような存在になったり、嫌なことがあると一緒にカラオケに行ったりする仲良しな存在となるのが一般的なようです。

しかし、その後の職場環境や診療科目、才能など様々な要因によって、看護師歴が長くなるにつれて同期の間でもどんどん差がついてしまいます。自分よりも同期が早くステップアップすることに対して嫉妬したり、同期に対してコンプレックスや劣等感を持ってしまうという悩みは多くの人が抱えていますし、逆に同期から嫉妬まがいの嫌味を言われたりとかいやがらせを受けるなんてこともあるようです。

同じスタート地点に立った同期でも、長く走っていれば差がついてしまうのは当然です。その差は、自分のスキルとか才能だけが理由ではなく、職場環境とか人間関係、上司や先輩に恵まれているかどうか、など自分ではどうすることもできない要因も関係しているわけです。自分は自分、他人は他人と割り切ることができれば楽なのですが、なかなか難しいようです。

同期との悩みを抱えたら、多くの看護師はどのように対処しているのでしょうか。転職をして環境を変えるという人はとても多いですし、自分の中で同期と自分は違うと割り切るように努めるという人もたくさんいます。看護師のお仕事は、そうした悩みを持っていなくても体力的にも精神的にもハードな仕事ですから、プライベートな部分の悩みはできるだけ早期に解決したいものですね。ただし、同期は必ずしも悪い事ばかりではありません。仕事を始めたばかりの頃には、お互いに励まし合う存在ですし、同期という競争相手がいるからこそ、負けたくないという気持ちで頑張る原動力を維持することもできます。そうしたプラスの側面に焦点を当てれば、もしかしたら同期の悩みも解消できるかもしれません。