自分が勤めている職場に労働組合があり、半ば強制的に入会させられて、毎月組合費を支払っているのにも関わらず何もメリットを感じないという看護師の方の嘆きをよく耳にすることがあります。組合の決起会や集まりなどでジュースや弁当を支給される程度で、あとはその存在意義さえわからず組合を脱退したいと考える人が多いです。労働組合に加入するということは労働条件を改善するように使用者側に意見を出すことが目的ですから、現状に不満がないのであれば、別に無理をして組合員でいる必要はありません。もしメリットがないように感じる場合でも、何か改善してよりみんなが働きやすい職場を作りたいと思っているのであれば、忌憚なく意見を発表してみましょう。

もし職場に労働組合がないのであれば、日本医療労働組合連合会(医労連)に加入することをおすすめします。病院や福祉施設などの職場で働く人のための日本で唯一の医療の産業別労働組合です。主な取り組みとして、「看護師確保法」の見直しや「退勤時間調査」を通じて現場の実態のアピールや増員に取り組み、医療現場で働く人たちの労働環境の改善に努めています。また春闘、秋闘など賃金アップへの取り組みや政府への働きかけなど、幅広い取り組みを組織レベルで行っています。医労連に入会するためには正規職員であれば毎月1,000円、非正規職員であれば月700円の会費が必要になります。自分の職場でサービス残業が横行しているとか、セクハラ、パワハラがひどいなど、相談したくても誰にも相談できないような問題がある場合には、こちらの医労連に相談してみると良いです。医労連ではそのような問題を抱える看護師さんたちにとても優しく、団体交渉など問題解決の力になってくれるからです。医労連に入れば労働相談だけでなく、万が一病気やケガをした時に入院給付金や休業給付金を受けることができるというメリットもあります。日本で医労連に加入している人数は17万人を超えていて、弁護士などの相談もできます。色々相談できる医労連に加入して自分の身を守るようにしてください。