看護師の入職先には、仕事は病院だけでなく、公的機関や企業内の医務室、老健・特養ホーム、健康保険センターなど幅広くありますが、最も多いのは病院です。しかし、都道府県によって、大学病院や総合病院などの大規模病院の数は大きく違いますし、中規模・小規模のクリニックの数も種類も地域によって違いがあります。施設の揃った医療施設はどうしても人口密集地に集まる傾向があるので、看護師の募集も首都圏のほうが多い傾向にあります。しかし、自分が働きやすい職場を見つけるには、大学病院にこだわらず、他の医療施設にも目を向けることが必要です。

大学病院ほど大規模ではありませんが、クリニックは地域に根付いた医療活動を行っているので、患者の年齢の幅が広いです。診療科目は内科や外科が多く、小児科や胃腸内科などを併設している医療施設も多いです。ちょっとした風邪や打撲などの診療および治療をしたり、季節ごとの予防接種も積極的に行っています。予約の患者以外にも初診で訪れる患者が多いのが特徴です。近隣から訪れる人がほとんどなので、コミュニケーション力があることが重要視されます。

介護医療制度の運用によって、訪問看護ステーションの数も看護師の需要も増えています。在宅医療をしているのは高齢者だけではありません。慢性期にある疾患を抱えている人やリハビリ中の人も訪問看護を必要としています。医師に帯同する場合と、単独で定期ケアに訪問する場合があります。幅広い知識や経験が求められる職場なので、新人の場合には苦労が多いこともあります。各戸を訪問するのではなく、介護施設の職員として入居している高齢者にケアもあります。施設に入居している高齢者の多くは自力で生活が困難なケースが多いので、介護看護師の資格があった方が入職しやすいです。

夜勤なし、残業なし、完全週休二日、と会社員のような勤務形態を希望しているのなら、産業看護師があります。企業の医務室で社員の健康管理や健康相談を主に行います。看護の知識以外に事務処理能力やパソコンのスキルが必要です。看護師としてのスキルアップほを希望している人には少し物足りないかもしれません。

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