患者さんを治療するため日夜激務をこなしている看護師。だからこそ、実は心身ともに病気にかかりやすい環境にいるのです。仕事をするにも何をするにも、まずは自分が健康でいることが大切です。そこで気をつけておきたい、看護師がかかりやすい病気について知っておきましょう。

その1 乳がん

女性にとってリスクの高い病気、乳がん。女性のがん死亡全体の約1割、女性のがん罹患数では約2割を占めています。乳がんの発生原因はさまざまですが、そのひとつにメラトニン不足が挙げられています。メラトニンはホルモンの一種で、夜間に光を浴びることで分泌量が低下することがわかってます。つまり、夜勤で働く看護師は慢性的にメラトニンが不足しており、乳がんのリスクが高まる可能性があるのです。乳がんは死亡する恐れのある病気なので、ぜひとも気をつけたいところですね。予防策としては、夜勤以外の日は部屋の電気を消して暗い状態でぐっすり眠ること。また、ビタミン・たんぱく質・ミネラルなどバランスの取れた食生活を送ることでがんのリスクを減らすことができます。

その2 うつ病

忙しさでピリピリしたり、患者さんのトラブルに巻き込まれたりする現場では、どうしても精神的なストレスが溜まりやすくなります。また、生活リズムが不規則であることもうつ病の原因になります。「気持ちの問題だ」などと言われますが、うつ病とは気持ちだけでなんとかなる病気ではありません。何もなくても涙が出たり、仕事に行こうとすると急な吐き気やめまいを感じたりするなど、自分ではどうしようもないと感じることがあれば、休職も視野に入れてしっかりと治療しましょう。予防策としては、ストレスをひとりで溜め込まないこと。近しい人と飲みに出かけるのもいいですし、エステなど自分へのご褒美や、サウナで汗を流すのもおすすめです。

その3 感染症

感染症対策を徹底していても、かかりやすい職場であることは否めません。インフルエンザ、ノロウイルスなどには十分な注意が必要です。発酵食品やビタミンを意識して摂取することで免疫力を上げ、感染しにくい丈夫な体を作りましょう。