最近では人手不足の打開策であり、ママさん看護師などの定着率を上げるためにも「短時間正社員制度」といわれるいわゆる時短勤務の看護師も増えてきているといいます。以前なら子育てのために常勤よりパート勤務に変更するなど条件が狭まっていましたが、時短勤務をすることで退職金や賞与などももらえるためメリットも多いでしょう。

しかし、時短勤務の看護師が多い職場では他のスタッフより「フルタイムで働く自分たちへの業務負担が大きい」「残業もないから早く帰れてうらやましい、土日は休みで、休日も多く不公平」「時短制度は解っているができれば一緒には働きたくない」など、少し否定的な意見も実際にはあるようです。

実際時短勤務で働くと子どもを保育園に送ったあとの9時から、また迎えにいく15時~16時くらいまでという形態も多いでしょう。そうすると必然的に残業にはなりませんので、同じ病棟の他の看護師たちは「一番忙しい時間帯に帰る」「緊急入院などは自分たちが対応しなくてはいけない」また、同じ常勤看護師でも時短看護師では委員会の役割はつかない、会議には出席しない、看護研究からはずされるなどといったクレームも正直聞かれます。

しかし視点を変えれば時短看護師の働き方を理解できるようです。看護師として働いているなかでも時短勤務で働く期間は長くても子育てをしている10年程度です。自分も将来時短勤務を利用する立場になることもありませんか?自分の事として考えると時短勤務の看護師の立場も理解できるでしょう。そして、時短勤務は常勤ですが、他のスタッフとは賃金体制は違うのです。職場の規定により様々ですが、基本級や賞与の減額がある場合があるのです。もちろん早く帰る分残業手当などはつきません。そして、このような制度がある病院だからこそ、時短看護師で潤うことができるのです。もし、時短看護師もいなかった場合を考えればもっと業務が煩雑になり、残業なども多くなることもあるでしょう。

看護師それぞれ働いている状況は違いますが、看護師を続けていることに関しては同じです。お互いを尊重しあって働ける職場でありたいですね。