2015年に厚生労働省から発表された日本人の平均寿命は、男性80.79歳、女性87.05歳なのだそうです。毎年少しずつでも順調に伸びていっているのが日本人の平均寿命ですが、そんな中、夜勤をする看護師は寿命が短いという話しを聞いたことはないでしょうか。もしそうだとすると、これは職業の中でも特にハードといわれる看護師が、自らの寿命を削ってまで職務に当っているということなのでしょうか。

一般的にいうと、夜勤をする看護師の寿命は63歳ともいわれているそうです。また、フランスのとある教授が調査したところによれば、「夜勤をする看護師の寿命は平均よりも10年は縮まる」という結果が出ているのだともいわれています。63歳とすれば、前述の日本人女性平均寿命87.05歳に比べると24年も寿命が短いということになり、これが事実であれば大変ショッキングなことといえそうです。

このように、夜勤をする看護師の寿命が短いといわれる理由はいくつかあります。まず、人は日中は起きて動き、夜は眠って体を回復させるというのが基本的なスタイルです。これに逆らって夜働くということは、体にさまざまな悪影響を与えてしまいます。夜勤をするようになってから何らかの不調を感じたという看護師の方は多いのではないでしょうか。実際に医療機関にかかった人が、胃腸病や高血圧症疾患、睡眠障害といった病気を引き起こしていることもわかっています。また、乳がんにかかるリスクが高くなるという報告もされている他、感染症や被曝するリスクも高くなり、命を預かるという責任の重さや多忙さなどから相当なストレスを抱えてしまいがちです。ストレスが多いことから喫煙者の割合が高いのも看護師さんの特徴で、そこから命に関わる重篤な病にかかるリスクも出てします。しかし、例えば長生きして孫の顔が見たいというのは多くの人が思うことです。看護師さんも、年齢に応じて働き方を変えていく、生活のリズムを出来る範囲で整える、ストレスを上手に発散するなどすると、寿命が短くなる可能性を低くできるでしょう。