看護師の職場は病院やクリニックだけではありません。近年の高齢化を受けて高齢者向けの介護施設で働く看護師が増えてきています。高齢者向けの介護施設には大きく分けて、特別養護老人ホーム(介護老人福祉施設)、老人保健施設(介護老人保健施設)、介護療養型医療施設(介護療養病床)、そして有料老人ホームの4種類です。特別養護老人ホーム、老人保健施設、介護療養型医療施設の三つは医療法人や社会福祉法人、地方公共団体が運営していますが、有料老人ホームは民間の業者が運営しています。それでは今回はこの4種類の介護施設の中でも人気が高い有料老人ホームについてご紹介します。

有料老人ホームは運営する民間業者によってその形態は異なりますが、大体、医療施設と提携したタイプや、医師や看護師が24時間常駐するタイプなど様々な種類があります。仕事内容は入居者の健康管理がメインになりますので、服薬の管理や入浴前の体調チェックなど医療行為はほとんど行われません。ですから看護師としてスキルアップを図りたいとか、バリバリ仕事をしたいという人には向かない職場です。また医療行為よりも介護の仕事をする機会が増えますから、本来自分の業務でない仕事を振られることもあります。

しかし有料老人ホームでは看護師が常駐するのは日勤のみという施設も多いので、夜勤勤務で疲れてしまう危険性は少ないです。子供さんがまだ小さくて手が離れないという看護師さんには毎日規則正しい生活をしながら家庭と仕事の両立ができるのでおすすめの職場です。また夜勤がないのに年収も比較的良いので安定した収入を確保したい人には向いています。医師が常駐していない所がほとんどですから、患者の容体の判断など自分でしなければならず、責任重大な面もありますが、無理なく長期的に働くことができるので大変人気の職場です。急性期の病院など患者さんと向き合う時間がなくてジレンマを感じていた看護師さんが有料老人ホームでは入居者一人ひとりと接することができるので、やりがいを感じる人も少なくありません。もし転職を考えているのであれば有料老人ホームはおすすめの所です。