安定した職場で働くなら地方公務員か国家公務員になることです。看護師にも公務員の立場で働ける職場はいくつもあります。地方公務員なら、公立の病院・診療所、保健所、公立の看護師養成学校、支援センター、保育園などがあります。一方、国家公務員の立場で働けるのは、厚生労働省の内部部局や国立ハンセン病療養所があります。看護師が公務員になるには、一般の公務員試験ではなく、求人があった場合に受ける採用試験に合格することです。ただし、年齢制限があるので応募する場合には条件の精査が必要です。

地方公務員の看護師になる方法として、公立病院・療養所には、県立・市立の地方自治体が運営している医療施設で、全国に4000以上の施設があります。また、保健所は都道府県や政令指定都市に設置されており、保険センターは市町村単位で設置されている施設です。病院での業務とは異なり、地域住民の健康維持・向上をサポートするのが主な仕事で、感染症対策なども行っています。看護学校の教員になるという道もあります。厚生労働所認定の看護教員養成講習会を受けるか、もしくは看護大学および一般大学において教育に関係する科目を4単位以上履修することが条件です。条件をクリアして採用試験に合格すれば教員になれます。保育園や障がい者福祉施設も職域ですが、施設が少ないため求人はほとんどない状態です。

国家公務員として勤務できる厚生労働省の内部部局で働く場合、看護系技官という身分になります。看護師の資格があっても患者と相対することはなく、主な仕事は看護行政にかかわる政策や制度の整備です。勤務場所は、厚生労働省の雇用均等・児童家庭局母子保健課、医政局看護課、健康局がん対策健康増進課、もしくは地方の厚生局です。国立ハンセン病療養所はハンセン病の後遺症に悩む患者の療養施設で全国に13か所あります。公務員で唯一、看護師としての知識や経験を生かすことができる医療施設と言えます。特に、老年介護や慢性期看護の知識を生かすことができます。国立高度専門医療研究センターや国立病院機構へ転職できる機会も得られます。