どんなに臨床経験を積んだ看護師でも、転職したらその職場では新人です。十人十色という言葉があるように、病院によってやり方も違えば職場環境も違います。入職後しばらくは、先輩看護師にいろいろと質問する機会も多くなるのではないでしょうか。

そこで、嫌がられる質問方法と好かれる質問方法について、実例をあげながら考えてみたいと思います。

質問はできるだけ要点をまとめて簡潔に

例えば、熱が出ている患者さんの処置についてわからないことがある場合、カルテを見れば過去に行った処置が書いてある場合があります。熱が出ていて苦しそうにしているのを見て動揺しているかもしれませんが、まずはカルテを見てある程度のことを把握しておくことが大切です。

その上で、前回と同じでいいのかどうかなどと確認すると、先輩も答えやすいはずです。カルテも何も見ずに、「熱が出ているのですが、どう処置したらいいですか?」とやってしまうと、「カルテに書いてあるでしょ?カルテを見て」などときつい言い方をされることもあります。

はっきりと聞き取りやすい声で質問しましょう

怖い先輩や、あまり話したことのない先輩に質問する時、ついボソボソ声になってしまうことがあります。心理的に、ボソボソ声で質問されるとムカッとすることはあっても歓迎されることはありません。

怖いと噂されている先輩や、話したことのない先輩に質問するのは、誰でもドキドキするものですが、最初はわからないことが当たり前なので、堂々と質問してみましょう。よほど虫の居所が悪くない限り、しっかりと教えてくれるはずです。

質問される側の事情も酌みましょう

あなたにも担当する業務があるように、先輩にも担当する業務があり、みんな忙しく動き回っています。確かに、最初のうちはわからないことだらけで、いろいろと質問したくなるのはわかります。

だからといって、ところかまわず質問していたら、どんなに温厚な先輩でも怒ってしまうこともあるかもしれませんし、怖い先輩であれば二度と口を利いてくれなくなるかもしれません。

なので、質問しようと思って話しかける際は、「お忙しいところすみません」とか「今、質問しても大丈夫ですか?」など声がけをしてから質問するようにしてください。その一言で、先輩も懐いてくれていると思ってくれるものです。

同僚・先輩とは良好な人間関係を築きましょう

医療現場は、日々の業務もとても忙しいですが、同僚や先輩、上司との人間関係も複雑な場合が多くあります。その分ストレスも多くなりがちですが、ちょっとした気遣いで快適になるので、好かれる質問方法を心がけてください。