アロマ外来!?アロマセラピストの資格を看護に生かす看護師にインタビュー

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看護の仕事は幅が広く、キャリアアップのために色々な分野の勉強をする看護師がいます。

その中で癒しやリラクゼーションを提供するアロマを勉強する看護師も増えてきています。

日常の業務の中でアロマをどのように看護に生かしているのかきになりますよね。

今回は看護師でもありながらアロマセラピストの資格を取得した看護師の方にアロマを勉強したきっかけやどのように看護に取り入れているかをインタビューしてみました。
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Q.今までどんな診療科で勤務していましたか?

02看護学校を卒業してから、総合病院の内科で3年、認知症専門病院で4年、消化器外科で4年勤務していました。アロマセラピーがしたくて看護師を辞めてアロマサロンで2年勤務したこともあります。
 

Q.なぜアロマを勉強しようと思ったのですか?

02看護師として総合病院で勤務していましたが、総合病院は急性期の人もいて手術もあったり、認知症やターミナル期の人など色々な人がいたりして忙しい職場でした。その中で治療や介護に時間のかかる急性期の人たちにかかりっきりになる事が多く、治療も介護もあまり必要がないターミナル期の人が置き去りにされている現状を見ました。

その時に心が痛くてターミナル期の人の心に寄り添うことがしたいと思ったのがアロマを勉強しようと思ったきっかけです。ターミナル期の人でも自分の病気を忘れられるような時間を提供したいと思うようになりました。

Q.アロマはどのように勉強しましたか?

8010001AEAJという公益社団法人の日本アロマ環境協会の検定の勉強を独学で始めました。問題集が出ているので問題集を解いて勉強しました。

看護師を辞めていたので、半年間位勉強して合格しました。

Q.勉強は大変でしたか?

02医療とは関係のない知識や今まで聞いたこともない知識が必要になってくるので覚えるのに苦労しました。
 
 

Q.なぜ勉強を続けることができましたか?

80勉強には苦労したけど、アロマを勉強しているうちに植物の持つ生命力に魅力を感じるようになりました。この時に学んだアロマの知識や植物の生命力の考え方は今の私にとても影響を与えていると思います。

Q.以前からアロマに興味があったのですか?

02もともとアロマには興味がありませんでした。患者さんに寄り添える何かを探し時にアロマが思い浮かんだのでアロマの勉強をしましたが、それまではアロマを使ったこともなかったです。

Q.アロマをどのように看護師に生かしていますか?

 
80患者さんの気分転換で使っています。毎日の業務の中では足湯にアロマを入れたりと足浴や手浴で使うことが多いです。ティッシュに垂らして芳香浴をすることもあります。

ストレスの溜まっている人や眠れない人にアロマを勧めています。評判も良くて「よく眠れた!」や「気分が明るくなった!」と喜んでくれる患者さんが多いです。

1000アロマを使うことに病院はとても協力的で、アロマのグッズや器材などは病院が購入してくれています。他に毎月1回外来患者さんにアロマを提供しています。病院がベッドを貸してくれるので、1人30分位の時間を使ってアロママッサージをしています。とても好評で喜んでくれる人が多くて予約が取れない状態になっています。

Q.外来でアロマをする「アロマ外来」は何人の看護師でしているのですか?

025~6人の看護師で協力して外来でアロマをしています。今の病院に就職したときにリンパセラピーの勉強をしている看護師たちがいて、その人たちと「アロマ部」というものを作りました。

アロマ外来はそのアロマ部に入っている看護師達でしています。この外来でのアロマはボランティアだったのですが、病院側が応援してくれているので看護師に時給も出ています。

Q.今後の展望はありますか?

80今後は在宅看護の分野を広げて訪問アロマをしていきたいと考えています。あと本当に夢の話ですが、病院にアロマサロンが併設されたらいいなど心の中で夢見ています。

Q.アロマと出会った感想

02アロマを勉強して良かったと思います。今から振り返るとアロマは自分の人生の一部になりました。アロマセラピーの根本的な理念と自分の考え方がリンクすることが多くて、大自然の力を借りて人間が生きていられるのだと実感することが多くなりました。

Q.アロマをしたい看護師に一言お願いします

900看護師の仕事の中にアロマを取り入れることは難しいかもしれないけれど、アロマをすることが自分の魂への癒しになるので頑張ってほしいと思います。患者さんも癒されるけど、自分自身の癒しにもなります。

患者さんに提供した分だけ自分の癒しになって帰ってくるので、最初は大変だけど頑張ってほしいです。看護師をしていると病院という狭い世界の中で看護師の価値観でがんじがらめになってしまうことが多いように思います。

でもアロマの世界と看護師の世界は全く違うので、アロマを勉強して今まで感じられないものが感じられるようなりました。看護師の価値観がすべてではないし視野が広がります。アロマの世界を感じるまでに時間はかかるけど、やるだけの価値はありました。

Q.アロマと取り入れた看護を実施している病院の探し方は?

80アロマを取り入れている病院は増えつつあるので、探してみると結構あると思います。産科の分野では昔からアロマを使って足浴をしたりしていましたが、最近では産科に限らずアロマを取り入れている病院が増えている印象があります。

アロマに協力的な病院だと、私の勤務する病院のようにアロマの費用を病院負担で購入してくれたり、アロママッサージをするために出勤しても時給をくれたりするので自分への負担が少なくアロマを看護に取り入れることができます。

Q.結婚や育児との両立はどのようにする予定ですか?

02今、妊娠中なので悩んでいます。昔は出産して1年くらいは育児に専念しようと思っていましたが、今はアロマの経験をどんどん積みたいとも思うようになりました。

変わるかもしれませんが、出産してしばらくは育児をして、育児が落ち着いたら自宅でアロマサロンを開こうと考えています。