看護師としてどのような働き方をしたいのかと考えた場合、常にキャリアアップを考えていて、上位の資格取得を目指している人もいれば、子供や家庭中心の生活をしたいと残業や夜勤のないゆったりとした職場を選ぶ人もいます。看護師の働き方は人それぞれの事情があり、地域によって需要が異なります。たとえば医療機関や介護施設は人口密度の高い大都市圏に集中する確率が高いですが、へき地、無医村、離島であっても人が住んでいるところには必ず医療は必要です。

地域医療に興味があり、へき地での医療貢献を目指している看護師は少なくありません。大都市圏からの公共の交通手段がほとんどなく、最寄りの主要地域から車や徒歩で数時間かかる地域にも医療は必ず必要です。最新設備の整った病院は無くても、日常的な体調不良に対処できる診療所はほとんどの地域にありますが、緊急手術が必要となった場合には、ドクターヘリを利用して患者の搬送するようになります。診療所に常駐する看護師は正確な症状の把握と容体の判断が必要となります。最先端医療を実践している大学病院とは異なる責任を担うことになるので、その分やりがいを感じられる仕事と感じている人は多いです。

へき地と似たような環境に離島があります。プロペラ機やフェリー、小型船でしか行くことができない場所にあり、住民が少ない島も多いです。そのような場所には医師が常駐していない小さな診療所しかなく、看護師が常駐して、島民の健康相談を受けたり、基本的な血圧測定、バイタルチェックなど簡単な健康管理を行っているというケースも少なくありません。離島での看護師の仕事は都会の大病院のような刺激的なものではありませんが、島民と細かなコミュニケーションを図ることが必要であるため、通常の勤務では得られない経験を積むことができます。

へき地も離島も物質的に豊かな生活に慣れている場合には、不自由さばかりが目立つことがあります。看護師がへき地や離島で十分な働きをするためには、しっかりとした知識とスキルだけでなく、冷静な判断ができる、フットワーク軽く活動できるなどの資質が求められます。